電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87092

タイトル(和文)

潮流多根解析手法の開発と電圧安定性指標への応用

タイトル(英文)

MULTISOLVTION LOAD FLOW AND INDEX OF VOLTAGESTABILITY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

最近,電力系統が大規模となったため,系統構成のアンバランスや潮流の偏より等により,系統の一部に大幅電圧低下現象が発生するおそれがある。本報告は,上記の大幅電圧低下現象の発生条件分析のための潮流多根解析手法の開発および系統の電圧安定性を表す指標の導出について述べたものである。(1)大規模系統を単純な等価回路に置き換えることにより,PQ指定に対する2つの電圧解の+・-モードの領域を区別できる判定基準を提案した。このモード判定法を潮流計算に応用し,大規模系統について,多次方程式となる潮流計算の多根を解析する手法を開発した。(2)注目したノードを除く他のノードのPQ・PV指定を一定として,注目ノードの負荷を同一力率で増加する。系統が極限状態となった時の負荷(極限負荷)を1P.U.として,現在の負荷の割合を負荷指標,極限負荷までの増加可能な負荷量の割合を電圧安定性指標として提案した。

概要 (英文)

THE PHENOMENA CALLED VOLTAGE STABILITY CAN BE OCCURED DURING LOAD INCREASING PERIOD AT SOME HEAVY LOAD CENTERS WITHOUT SUFFICIENT NEIGHBORING POWER SOURCES. THIS REPORT REPRESENTS A FUNDAMENTAL TECHNIQUE OF MULTISOLUTION OF LOAD FLOW AND ITS APPLICATION TO EVALUATE THE VOLTAGE STABILITY INDEX OF POWER SYSTEMS. (1)THE MULTISOLUTION PROBREM OF BULK POWER SYSTEMS IS REPLACED BY THE DUAL-SOLUTION PROBLEM OF EQUIVALENT ONE NODE-INFINITE BUS SYSTEMS FOCUSING TO THE NODE OF STUDY TO GET THE STEADY AND EFFICIENT SOLUTION OF LOAD FLOW AND TO JUDGE THE VOLTAGE STABILITY MODE OF THE SOLUTION. (2)THE RATE OF LOAD MARGIN TO THE MAXIMUM TRANSMISSIBLE LOAD IN THE EQUIVALENT ONE NODE-INFINITE BUS SYSTEM IS PROPOSED AS THE VOLTAGE STABILITY INDEX OF THE NODE OFSTUDY.

報告書年度

1987

発行年月

1988/11/01

報告者

担当氏名所属

竹中 清

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

長尾 待士

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

キーワード

和文英文
潮流計算 LOAD FLOW
多根解析 POWER FLOW
電圧安定性 MULTISOLUTION
指標 VOLTAGE STABILITY

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