電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T87118

タイトル(和文)

高速増殖炉蒸気発生器用9Cr系鋼のクリープ疲労特性

タイトル(英文)

CREEP-FATIGUE STRENGTHS OF 9CR STEELS FOR FBR STEAM GENERATOR

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は高速増殖炉蒸気発生器伝熱管用材料として有望視されているModified9Cr-1Mo鋼のクリープ疲労特性の実験的検討結果を述べたものである。試験に先立ち文献調査の結果では,本鋼は高速増殖炉運転温度領域において王容器候補材料SUS304鋼と比較しても遜色のない高温強度およびナトリウム環境特性を有することがわかった。クリープ疲労試験を行った結果,参考のためのデータを取得した9Cr-2Mo鋼と共に,実機条件に近いとされる引張保持波形で優れたクリープ疲労特性を有することが明らかとなった。また,本鋼の本来の開発目的であるSUS304鋼に対する代替使用の可能性をクリープ疲労特性の観点から検討した結果,その可能性が極めて大であることが明らかとなった。

概要 (英文)

THIS REPORT DESCRIBES CREEP STRENGTHS OF 9CRSTEELS FOR USE IN FBR STEAM GENERATORS. AS A RESULT OF A REFERENCE SURVEY BEFORE TESTING, IT IS CLEAR THAT THIS STEEL HAS EXCELLENT PROPERTIES TO RESIST HIGH-TEMPERATURES AND A SODIUM ENVIRONMENT COMPARED WITH TYPE 304 STEEL. CREEP TESTS OF 9CR STEELS SHOWED GOOD RESULTS UNDER TENSILE HOLD TESTING SIMULATING PLANT CONDITIONS. COMPARISON OF CREEP STRENGTHS BETWEEN TYPE 304 AND 9CR STEDS SUGGESTS THE POSSIBILITY OF SUBSTITUTING 9CR STEELS FOR THE NO EXPENSIVE TYPE 304 STEEL.

報告書年度

1987

発行年月

1988/08/01

報告者

担当氏名所属

松原 雅昭

狛江研究所原子力部材料研究室

新田 明人

狛江研究所原子力部材料研究室

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER REACTOR
蒸気発生器 STEAM GENERATOR
9Cr系鋼 9CR STEEL
クリープ疲労特性 CREEP-FATIGUE STRENGTH
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry