電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T88028

タイトル(和文)

高温複合荷重下でのSUS304鋼の構成式の評価-ORNLにおける試験,解析結果を中心に-

タイトル(英文)

EVALUATION OF CONSTITUTIVE EQUATION FOR SUS304 STEEL UNDER ELEVATED-FEMPERATURE COMPOUND LOADING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高速炉主要機器の構造設計において非弾性解析の実用化を進めるためには,実用的で高精度の構成式を確立する必要がある。当所では,高速炉構造材の主要候補であるSUS304鋼に対する各種非弾性挙動試験とこれに基づく構成式の評価を進め,設計に用いるのに適した構成式の骨組を明らかにしてきた。さらに,その詳細化を進める手段のひとつとして,独自の装置による複合荷重試験と米国の最新構成式による非弾性解析が,EPRIと当所との共研の一環としてORNLで実施された。本報告はその概要と当所の追加解析の結果を総合し,構成式の改善に対する検討を行ったものである。この結果,二軸応力下での繰り返し変形解析に対する現構成式の有効性が確認されたが,三軸荷重状態に対しては改善の余地があることが明らかにされた。さらに当所構成式とORNL構成式の長所を合わせることによって,より高精度の統一型構成式を導出できる見通しが得られた。

概要 (英文)

IT IS NECESSARY TO ESTABLISH A PRACTICAL ANDACCUSOTE CONSTITUTIVE EQUATION FOR PROMOTING THE USE OF INELASTIC ANALYSIS IN THE STRUCTURAL DESIGN OF FAST BREEDER REACTOR COMPONENTS. IN OUR INSTITUTE,THE FUNDAMANTAL STRUCTURE OF APPROPRIATE CONSTITUTIVE EQUATION WAS ESTABLISHED BASED ON A NUMBER OF TESTS. IN ADDITION,MULTIAXIAL TESTS AND INELASTIC ANALYSES OF THE LATEST VERSION OF THE V.S.CONSTITUTIVE EQUATION WERE PERFORMED IN ODU TO DETAIL THE CONSTITUTIVE EQUATION.THIS REPORT SUMMARIZES THE RESULTS OF THIS WORK AND ADDITIONAL ANALYSES. IT WAS FOUND THAT ADDITIONAL REFINEMENT OF THE MODEL IS NECESSARY INORDER TO ACHIEVE SATISFACTORU PRECISEION FOR THE ANALYSIS OF TRIAXIAL STRESS CONDITIONS. A PROSPECTUS WAS OBTAINED ON DERIVING AN ACCRATE UNIFIED CONSTITUTIVE MODEL BY INCORPORATING THE STRONG POINTS OF OUR CONSTITUTIVE EQUATION AND THE ORNL EQUATION.

報告書年度

1988

発行年月

1989/01/01

報告者

担当氏名所属

高橋 由紀夫

狛江研究所原子力部材料研究室

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER PEACTOR
構造設計 STRUCTURAL DESIGN
非弾性解析 INELASTIC ANALYSIS
多軸繰り返し負荷 MULTIAXIAL CYCLIC LOADING
構成式 CONSTITUTIVE EQUATION
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