電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T88030

タイトル(和文)

電力系統の動特性解析計算の高速化-新しい発電機の解析法と励磁系の等価モデルの開発-

タイトル(英文)

HIGH SPEED SIMULATION OF POWER SYSTEM DYNAMICS BY MODIFICATION OF GENARATOR AND EXCITATION SYSTEM MODEL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電力系統の動特性をシミュレーションする場合,発電機のダンパーの特性ならびに励磁系の特性を正確に表現する必要から,シミュレーション時の積分刻み時間は0.01秒程度に制限されている。発電機ダンパー特性については,積分方法の改良によってダンパー効果を等価的に考慮できるモデルとした。励磁系モデルについては,その主要な特性を保存した2次の簡略モデルを提案し,詳細モデルからの定数決定法を明らかとした。この2点の改良によって積分刻み時間を0.1秒まで拡大でき,計算時間を1/7程度まで高速化できた。また,その精度を2機単純系統と32機多機系統で詳細法と比較した結果,発電機の動揺状況,安定限界ともに充分な精度が得られた。

概要 (英文)

TO SIMULATE POWER SYSTEM DYNAMICS,THE INTEGRATION TIME STEP IS LIMITED TO 0.01 SECOND BECAUSE IT IS ESSENTIAL TO INCLUDE THE EFFECTS OF THE GENERATOR DAMPER AND THE EXCITATION SYSTEM. ONTHE DAMPER EFFECT,THE INTEGRATION METHOD IS MODIFIED TO CONSIDER IT EQUIVALENTLY. ON THE EXCITATION SYSTEM,THE SIMPLIFIED MODEL OF THE SECONDORDER WHICH KEEPS ITS IMPORTANT CHARACTERISTICS IS PROPOSED AND THE METHOD TO DERIVE THE CONSTANTS OF THE PROPOSED MODEL FROM THE DETAILED MMODEL IS ALSO PROPOSED. BY THESE TWO MODIFICATIONS,THE INTEGRATION TIME STEP CAN BE EXPANDED TO 0.1 SECOND AND COMPUTER CPU TIME IS REDUCED TO 1/7. THE ACCURACY IS VERIFIED BY COMPARING GENERATOR SWING,STABILITY LIMIT AND SO ON IN BOTH 2-MACHINE AND 32-MULTI-MACHINE SYSTEM WITH THOSE OBTAINED BY DETAILED SIMULATION.

報告書年度

1988

発行年月

1989/01/01

報告者

担当氏名所属

谷口 治人

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

棚田 一也

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

キーワード

和文英文
電力系統 POWER SYSTEM
動特性 DYNAMICS
シミュレーション SIMULATION
同期機 SYNCHRONOUS MACHINE
励磁系 EXCITATION SYSTEM
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