電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T88036

タイトル(和文)

使用済みFBR燃料のガス中除熱~19本要素集合体伝熱実験および2次元解析~

タイトル(英文)

HEAT REMOVAL FROM SPENT FUEL SUBASSEMBLIES OF LMFBRS HEAT TRANSFER EXPERIMENT AND TWO-DIMENSIONAL ANALYSIS FOR A 19-ELEMENT SUBASSEMBLY

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

使用済燃料をガス中で取り扱う方式は,FBRの中でも大型の設備の一つである燃料取扱設備を簡素化する上で有効な方式である。この方式では,燃料を冷却するための冷却系統が故障等によって停止した場合に,燃料の温度が急激に上昇する恐れがあるため,ガス中での使用済燃料の除熱特性を把握することが設備の安全性を評価する上で重要である。本研究は,この使用済燃料をガス中で取扱う方式の安全性評価に資することを目的とし,図1に示す研究フローに沿って,ふく射による伝熱が重要となるガス中での使用済燃料からの除熱特性の評価法の開発を行っている。本報告は,研究の第一段階として,燃料集合体体系からの除熱の基本特性の把握および解析手法の基礎の構築を目的に,19本要素集合体についての伝熱実験および2次元解析を実施した結果をまとめたものである。

概要 (英文)

THE ACCURATE EVALUATION OF THE COOLING CAPABILITY OF A SPENT-FUEL SUBASSEMBLY IN A GAS EOUS ATMOSPHERE IS ONE OF THE MAJOR CONCERNS IN THE SAFTY DESIGN OF THE FUEL-HANDLING SYSTEM OF AN LMFBR. IN THIS STUDY,A HEAT-TRANSFER EXPERIMENT AND A TWO-DIMENSIONAL ANALYSIS OF THE 19-ELEMENT SUBASSEMBLY WAS CARRIED OUT,IN ORDER TO CLARIFY THE BASIC HEAT-TRANSFER CHARACTERISTICS IN THE FUEL SUBASSEMBLY CONFIGRATION. THE EXPERIMENTAL RESULTS INDICATED THAT THERMAL RADIATION ANDTHERMAL CONDUCTION ARE THE DOMINANT HEAT-TRANSFER MECHANISMS IN A FUELBUNDLE,ON CONDITION THAT THE GAS-FORCED COOLING SYSTEM IS OUT OF OPERATION. ON THE OTHER HAND,THE RESULTS OF THE TWO-DIMENSIONAL ANALYSIS BY THE MULTILATERAL ELEMENT METHOD SHOWED A GOOD AGREEMENT WITH EXPERIMENTAL RESULTS.

報告書年度

1988

発行年月

1989/03/01

報告者

担当氏名所属

吉田 和生

狛江研究所原子力部材料研究室

木下 泉

狛江研究所原子力部材料研究室

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER REACTOR
使用済み燃料 SPENT FUEL
除熱 HEAT REMOVAL
ふく射 THERMAL RADIATION
安全性 SAFETY
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry