電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T88082

タイトル(和文)

超々臨界圧タービンロータ材改良12Cr鋼およびA286鋼の強度特性評価

タイトル(英文)

STRENGTH EVALUATION OF MODIFIED 12CR STEEL AND A286 STEEL FOR USC TURBINE ROTOR MATERIAL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

超マ臨界圧用タービンロータの候補材料として,第1ステップ蒸気条件(316atg×593°C)に対しては,改良12Cr鋼第2ステップ蒸気条件(350atg×650°C)に対しては,A286鋼が,研究対象となっている。当所では,これまでに改良12Cr鋼未処理材および時効処理材(2)(630°C,4860時間)の強度評価を実施し,タービンロータに適用できる見通しを得た。本報告では,さらに長時間の時効処理材(2)(630°C,8190時間)の強度試験および組織観察を実施した。また,A286鋼についても各種強度試験を実施した。その結果,改良12Cr鋼は,組織的に安定な材料であり,第1ステップロータ材として充分な強度を有することが明らかとなり,A286鋼も第2ステップロータに適用できるものと判断された。

概要 (英文)

MODIFIED 12CR STEEL IS A CANDIDATE MATERIAL FOR THE FIRST STEP STEAM CONDITION(350ATG,593C)OF THE ULTRA SUPER CRITICAL(USC)TURBINE ROTOR,AND A286 STEEL IS A CANDIDATE FOR THE SECOND STEP(350ATG,650C). PREVIOUS CRIEPI STRENGTH EVALUATION TESTS OF AS-RECIEVEDAND AGED(630C,4860 HOURS)MATERIALS HAVE INDICATED THAT MODIFIED 12CR STEEL MAY BE APPLIED TO THE USC FIRST STEP TURBINE ROTOR. THIS REPORT,DESCRIBES RESULTS OF STRENGTH EVALUATION TESTS AND MICROSTRUCTURAL OBSERVATIONS OF LONG-AGED(630C,8190 HOURS)MATERIAL,TOGETHER WITH RESULTS OF ADDITIONAL STRENGTH TESTS ON A286 STEEL. MODIFIED 12 CR STEEL WAS FOUND TO HAVE GOOD STRENGTH CHARACTERISTICS AND MICROSTRUCTURAL STABLILITY UNDER LONG-TERM HEATING. A286 STEEL SHOWS SUFFICIENT STRENGTH FOR APPLICATION TO THE USC SECOND STEP ROTOR.

報告書年度

1988

発行年月

1989/05/01

報告者

担当氏名所属

緒方 隆志

狛江研究所原子力部材料研究室

新田 明人

狛江研究所原子力部材料研究室

キーワード

和文英文
超々臨界圧タービンロータ USC TURBINE ROTOR
改良12Cr鋼 MODIFIED 12 CR STEEL
A286鋼 A286 ALLOY
高温強度 HIGH-TEMPERATURE STRENGTH
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