電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T88091

タイトル(和文)

基幹系統における電圧不安定現象の解析シミュレ-ション手法の開発と現象の基礎的解明

タイトル(英文)

POWER SYSTEM VOLTAGE SIMULATION METHOD FOR VOLTAGE COLLAPSE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

近年,我が国で電圧不安定性に起因したと考えられる大停電事故が発生したが,この背景には我が国における電源の偏在化,送電網の重潮流化,系統負荷の電圧特性の硬直化などの進展が挙げられている。今後,この種の停電事故を回避するには,現象の物理的因果関係やその進行過程を把握するとともに有用な運用指針を確立することが重要である。このため,本報告は電圧不安定現象に関わる電力系統の複雑な動きを考慮した新しい解析手法を開発し,現象の基本的様相を解明するとともに,この問題に関する今後の基本的な指針を示したものである。開発した手法は系統の過渡動揺を省略して系統負荷の急増減時や系統外乱発生後の数秒~数十分にわたる系統状態をシミュレーション解析できるものとなっている。

概要 (英文)

IN ORDER TO PREVENT THE VOLTAGE COLLAPSE OF BULK POWER SYSTEM WHICH IS CONSIDERED TO BE ORIGINATED BY LONG DISTANCEBETWEEN GENERATING PLANTS AND A LOAD CENTER,HEAVILY LOADED TRANSMISSION LINES AND WIDELY SPREAD CONSTANT POWER LOADS,IT IS NEEDED TO CLARIFY THE DYNAMIC BEHAVIOURS OF COLLAPSE PROCESS AND RECOVERY PROCESS OF SYSTEM VOLTAGE,AND ALSO IMPORTANT TO ESTABLISH A SUITABLE GUIDE FOR SYSTEM OPERATION. THIS REPORT DESCRIBES THE NEWLY DEVELOPED CALCULATION METHODFOR VOLTAGE STABILITY STUDY WHICH CONSIDERS CHARACTERISTICS OF VOLTAGE-DEPENDENT SYSTEM ELEMENTS SUCH AS VQC,ELP AND SO ON. THE DEVELOPED METHOD HAS AN ABILILTY TO SIMULATE THE VOLTAGE BEHAVIOURS OF THE SYSTEM OVER PERIODS OF TIME RANGE FROM SECONDS TO A COUPLE OF TEN MINUTES AFTER A DISTURBANCE.

報告書年度

1988

発行年月

1989/05/01

報告者

担当氏名所属

田中 和幸

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

長尾 待士

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

竹中 清

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

キーワード

和文英文
電力系統 POWER SYSTEM
電圧異常低下 VOLTAGE COLLAPSE
電圧安定性 VOLTAGE STABILITY
シミュレーション解析 SIMULATION METHOD
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