電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T88095

タイトル(和文)

塩原UHV直流試験線におけるイオン流場に及ぼす風速の影響

タイトル(英文)

EFFECTS OF WIND ON ION FLOW FIELD UNDER SHIOBARA HVDC TEST LINE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

塩原UHV直流試験線における短期実測データに基づいて,単極,双極1回線,双極2回線におけるコロナ電流,線下のイオン電流密度および電界に及ぼす風速の影響について検討した。主な結果は以下のとおりである。
i)負単極性コロナ電流の風速による増加は,低湿度程大きく,正単極の増加は負より小さい。
ii)双極配置において風下側が負極性となる場合のイオン電流密度ならびに電界の風速による増加は,風下側が正極性の場合より大きい。この差は導体表面電位傾度が低くなる程著しくなる。
iii)双極水平1回線のイオン電流密度と電界の風速による増加は逆極2回線より大きい。
vi)電界の風速による増加はイオン電流密度の増加とよい相関を示す。
v)実用送電線における風の影響は負単極ならびに風下側が負極性となる場合のみを考慮すればよく,この場合の風速依存性は,既報の風洞実験における結果ともよく合致した。

概要 (英文)


報告書年度

1988

発行年月

1989/05/01

報告者

担当氏名所属

天野 雄二

狛江研究所送変電部放電研究室

キーワード

和文英文
直流電線 HVDC TRANSMISSION LINE
WIND
コロナ電流 CORONA CURRENT
イオン電線密度 ION CURRENT DENSITY
電界 ELECTRIC FIELD
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