電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89005

タイトル(和文)

地形・熱的条件を考慮した排ガス拡散の数値モデルの開発(2)-地形を考慮した大気流れの予測手法の調査-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF AN ATMOSPHERIC DIFFUSION EVOLUATION METHOD INCORPORATING THERMOL AND TROPOGRAPHICAL EFFECTS (2)-A LITERATURE REVIEW OF A TURBULENCE MODEL UNDER TOPOGRAPHICAL CONDITIONS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

大気の流れを予測するための数値計算手法に関して,文献調査を行った。本報告では,これまで内外で開発されている乱流モデルおよび流れの予測精度と大きく関連する複雑な地形条件の近似方法を中心として調査し,以下の結論を得た。(1)大気の流れでは非等方性の影響は無視できないため,等方的な渦粘性概念に基づくk-εモデルを使用する際には,モデルの改良が必要となる。また,大気の流れ予測に対し使用実績がある乱流モデルは,乱れの非等方性を考慮したMellor-Yamadaモデルである。(2)複雑な地形条件を近似するために,一般座標系による計算法を使用することが,予測精度の観点から必要となる。

概要 (英文)

NUMERIC METHODS FOR EVALUATING TURBULENT FLOW IN PLANETARY BOUNDARY LAYERS WERE REVIEWED. THE TYPE OF TURBULENCE MODEL AND THE TOPOGRAPHICAL APPROXIMATION METHOD EXERT A MAJOR INFLUENCE.THIS ANALYSIS FOCUSED ON THESE AREAS AND THE FOLLOWING KEY FACTORS WERE IDENTIFIED. (1)ANISOTROPIC EFFECTS CANNOT BE NEGLECTED WHEN SIMULATING FLOW IN THE PLANETARY BOUNDARY LAYER. WHEN THE K-EPSILON MODEL BASED ON THE EDDY-VISCOSITY CONCEPT IS USED,ANISOTROPIC EFFECTS MUST BE INCLUDED IN THE MODEL. THE MELLOR-YAMADA TURBULENCE MODEL,WHICH INCLUDES ANISOTROPIC EFFECTS,IS USED WIDELY FOR SIMULATING ATMOSPHERIC FLOW. (2)AT PRESENT,THE GENERALIZED CURVILINEAR COORDINATE (OR FOLLOWING) METHOD PROVIDES THE BEST REPRESENTATION OF TOPOGRAPHICAL CONDITIONS.

報告書年度

1989

発行年月

1989/08/01

報告者

担当氏名所属

佐田 幸一

狛江研究所発電プラント部環境研究室

市川 陽一

狛江研究所発電プラント部環境研究室

キーワード

和文英文
大気流れ ATMOSPHERIC FLOW
乱流モデル TURBULENCE MODEL
数値計算 NUMERIC CALCULATION
地形影響 TOPOGRAPHICAL EFFECT
大気拡散 ATMOSPHERIC DIFFUSION
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