電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89067

タイトル(和文)

送電用避雷器の適用方法とその効果

タイトル(英文)

APPLICATION OF LIGHTNING ARRESTER TO TRANSMISSION LINES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

送電用避雷器は,新しい雷害防止対策として期待されており,その適用相数も多くなっている。しかしながら現在その適用指針や効果について明確にされておらず,早急な適用指針の確立が課題となっている。そこで77kV系統の雷サージ解析結果より,適用法とその効果についてとりまとめた。(1)両回線全区間取付は雷事故防止に最良の方法といえる。(2)片回線全区間取付は,非取付側のフラッシオーバを予防する効果がみられ,事故を約4割低減出来る。(3)部分区間取付は,最終鉄塔雷撃時のみ取付ていない次鉄塔にフラッシオーバ点がふりかわる現象がみられる。(4)直撃雷による避雷器流入電流はかなりの大きさであり,その時の処理エネルギーは大きくなるが,他の鉄塔避雷器の動作による軽減されることが期待できる。

概要 (英文)

TO OF REDUCE LOGHTNING-RELATED INCIDENTS LIGHTNING OVERVOLTAGES WERE CALCULATED ON A TRANSMISSION LINE WITH LINE ARRESTER. WERE CALCULATED PROVISION OF AN ARRESTER ON A TOWER IS THE BESTWAY TO REDUCE LIGHTNING-RELATED INCIDENTS. A SINGLE-CIRCUIT SETUP IS ALSO USEFUL FOR DOUBLE-CIRCUIT TRANSMISSION LINES. WHEN INSTALLING A SHORT SECTION,TAKE CARE AT THE LAST TOWER BECAUSE FLASHOUER CAN OCCUER TO THE NEXT TOWER. THE ARRESTER FLOW CURRENT WAVE TAIL IS LESS THAN THE ORIGINAL LIGHTNING WAVE DUE TO THE INFLUENCE OF THE OTHER TOWER ARRESTER.

報告書年度

1989

発行年月

1990/05/01

報告者

担当氏名所属

松原 広治

狛江研究所送配電部絶縁研究室

キーワード

和文英文
雷サージ LIGHTNING OVERVOLTAGE
送電用避雷器 LINE ARRESTER
EMTP EMTP
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