電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89068

タイトル(和文)

電力系統における原子力変動負荷運転の評価手法-BWRを含む需給制御モデルの開発-

タイトル(英文)

LFC/GF OPERATION MODEL OF BWR PLANT FOR AGC SIMULATION

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

負荷周波数制御は現在火力・水力発電所に実施されている。しかし,原子力発電所は潜在的に高い負荷追従能力を持っているといわれており,これを活用すれば電力系統全体の需給制御特性の向上が図れるものと期待される。このため原子力発電所のLFC運転・ガバナフリー(GF)運転は将来の需給制御の手段の一つの重要なオプションと考えており,当所では原子力発電所のLFC・GF運転を含む需給制御の検討を目的として,すでにPWRプラントモデルを含む需給制御解析プログラムを開発している。本研究では,新たにBWRの原子炉から発電機までの各部の特性を模擬したモデルを開発し,需給制御解析プログラムに組み込んだ。これによりPWRおよびBWRのLFC・GF運転を想定した電力系統の需給制御についての検討が可能となった。本報告では,開発したBWRプラントモデルと,これを組み込んだ需給制御解析プログラムの概要を報告するとともに,解析

概要 (英文)

NUCLEAR POWER PLANTS HAVE A HIGH LOAD-FOLLOWING POTENTIAL. IT IS BELIEVED THAT THE ABILITY TO CONTROL POWER GENERATION CAN BE IMPROVED BY UTILIZING THIS POTENTIAL OF NUCLEAR POWER PLANTS. SOME UTILITIES THINK THAT LFC/GF OPERATION OF NUCLEAR POWER PLANTS WILL BE AN IMPORTANT ASPECT OF AUTOMATIC GENERATION CONTROL (AGC). TO ANALYSE THE RESPONSES OF POWER SYSTEMS TO AGC,WE HAVE ALREADY DEVELOPED ANAGC POWER-SYSTEM SIMULATION MODEL AND A PWR POWER-PLANT MODEL OF THE MAIN CHARACTERISTICS OF A PWR POWER PLANT AT LFC/GF OPERATION. NOW,WE HAVE DEVELOPED A BWR MODEL OF THE CHARACTERISTICS OF THE MAIN PARTS IN THE PLANT. THIS REPORT PRESENTS THE COMPOSITION OF THE BWR POWER-PLANT MODEL AND GIVES SOME CALCULATIONS OF THE AGC SIMULATION MODEL WITH THE BWR POWER-PLANT MODEL.

報告書年度

1989

発行年月

1990/05/01

報告者

担当氏名所属

滝本 昭

狛江研究所電力システム部系統計画研究室

井上 俊雄

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

市川 建美

狛江研究所電力システム部系統制御研究室

キーワード

和文英文
負荷周波数制御 LOAD FREAUENCY CONTROL
需給制御シミュレーション AGC SIMULATION
BWRプラントモデル BWR PLANT MODEL
LFC運転 LFC OPERATION
ガバナフリー運転 GOVERNOR-FREE OPERATION
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