電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T89081

タイトル(和文)

石炭火力発電所排煙中の自然放射性核種の実効線量当量評価法

タイトル(英文)

THE METHOD OF EVALUATING THE EFFECTIVE DOSE EQUIVALENT ON AIRBORNE EFFLUENT OF NATURAL RADIONUCLIES FROM A COAL-FIRED POWER PLANT

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

石炭火力発電所から放出される天然放射性核種による実効線量当量を評価する方法を開発した。特徴は次のとおり。(1)放射性物質の放出量を測定結果と最新の知見に基づき,合理的に算定する。(2)石炭火力発電所の環境アセスメントに適した大気拡散モデルを選択できる。(3)保全性食品を移行経路に入れた。(4)内部被曝線量はICRPPub.30に基づいて算出する。本手法を用いて,100万kWのモデルプラントを対象に被曝線量評価を行った。この結果,年間あたり,0.00012mSvと試算された。これは,通常人が受ける自然放射線による年間線量当量2.4Svの2万分の1程度であり,極めて小さいことが確認された。

概要 (英文)

A METHOD HAS BEEN DEVELOPED TO EVALUATE THE MAXIMUM INDIVIDUAL EFFECTIVE DOSE EQUIVALENT OF MICROAMOUNTS OF NATURALRADIONUCLIDES RELEASED FROM A COAL-FIRED POWER PLANT. THE METHOD HAS THE FOLLOWING CHARACTERISTICS: (1)THE RELEASE OF RADIO NUCLIDES IS ESTIMATED ON THE BASIS OF MEASUREMENT RESULTS AND RECENT KNOWLEDGE. (2)ATMOSPHERIC DIFFUSION MODELS FOR ENVIRONMENTAL ASSESSMENT OF A COAL-FIRED POWER PLANT ARE PRESENTED. (3)STORAGED OF FOOD IS CONSIDERED. (4)THE INTERNAL DOSE WAS EVALUATED ON THE BASIS OF ICRP PUB.30. A DOSE ASSESSMENT FOR A MODEL PLANT (1000 MW) IS PRESENTED. THE INDIVIDUAL EFFECTIVE DOSEEQUIVALENT IS 0.00012 MSV YEAR OR ABOUT 1/20000 OF THE BACKGROUND DOSE(2.4 MSV/YEAR). THE DOSE CONTRIBUTED BY A COAL-FIRED POWER PLANT IS VERY SMALL.

報告書年度

1989

発行年月

1990/12/01

報告者

担当氏名所属

福島 政法

狛江研究所原子力部安全管理研究室

石田 健二

狛江研究所原子力部安全管理研究室

市川 陽一

狛江研究所発電プラント部環境研究室

キーワード

和文英文
石炭 COAL
石炭火力発電所 COAL FIRED POWER PLANT
実効線量当量 EFFECTIVE DOSE EQUIVALENT
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