電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T90059

タイトル(和文)

鋳鉄キャスク燃料の超音波探傷ラウンドロビン試験(その1)-垂直探傷法による結果-

タイトル(英文)

ROUND-ROBIN TEST OF NODULAR CAST-IRON BLOCKSBY UT -RESULTS OF NORMAL BEAM METHOD-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は垂直探傷の超音波試験法による鋳造欠陥の検出性能の評価,即ち超音波による欠陥の検出限界値を求めることを目的とした。この値は探傷装置や探傷技術者など種々の統計的要素に依存する。このため,9機関によるラウンドロビン試験(PRT)を行った。主な結果は次のとおりである。(1)本試験の全試験体で平均の欠陥検出率はおよそ80%であった。(2)欠陥径が大きくなると,検出率は向上した。(3)球状化率が悪いと,検出率は低下した。(4)また,検出欠陥の平均直径は実際より人工欠陥の直径より大きくなる傾向があり,浅い所(および100mm以内)や深い所(およそ400mm以上)の欠陥で顕著になった。(5)以上の結果と検討とを踏まえて,キャスク材の垂直探傷法のUTによる検出限界値を6mmφと評価した。

概要 (英文)

TO EVALUATE THE CRITICAL DETECTABLE FLAW SIZE IN NODULAR GRAPHITIC CAST IRON USED FOR SPENT FUEL STORAGE CASKS BY UT,A ROUND-ROBIN TEST WAS CONDUCTED BY 9 COMPANIES UNDER CONTRACT USING THE NORMAL BEAM METHOD AS THE FIRST STEP. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)THE AVERAGE DETECTION RATE FOR 48 ARTIFICIAL DEFECTS IN 3 TEST BLOCKS WAS ABOUT 80%. (2)THE DETECTION RATE INCREASED WITH DEFECT SIZE. (3)THE LOWER THE NODULARITY OF THE TEST BLOCK,THE LOWER THE DETECTION RATE. (4)THE AVERAGE DIAMETER OF DETECTED DEFECTS WAS LARGER THAN THAT OF DEFECTS IN BLOCKS,AND THIS WAS MUCH CLEARER AT THE NEAR SURFACE () AND FAR SURFACE (

報告書年度

1990

発行年月

1991/07/01

報告者

担当氏名所属

今枝 敬昌

狛江研究所原子力部安全管理研究室

新井 拓

狛江研究所原子力部安全管理研究室

恩地 健雄

狛江研究所原子力部

キーワード

和文英文
鋳鉄 NODULAR CAST IRON
キャスク CASK
超音波探傷 ULTRASONIC TESTING
人工欠陥 ARTIFICIAL DEFECT
ラウンドロビン試験 ROUND-ROBIN TEST
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