電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T90077

タイトル(和文)

交流超電導体の性能向上とその巻線法

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF LOW-LOSS AC SUPERCONDUCTOR AND SOLVING WINDING PROBLEMS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

電力機器の広範な超電導化のためには,低交流損失で大電流容量の交流超電導導体とその巻線法の開発が必要不可欠である。そこで,当所ではその基礎的検討を行い次の点を明らかにした。1.低交流損失化の妨げとなる超電導フィラメント間の近接効果が生じない設計基準を明らかにした。2.CuSi母材のNbTi超電導線を開発し,低交流損失化が可能であることを示した。3.3本を単位とする素線の撚合せにより,1kAまでの大電流容量導体が実現できることを示した。4.現在開発されている交流超電導巻線を用いれば,1.5T以下の使用磁界であれば,電力機器の低交流損失化が可能である。5.交流超電導線を巻線化した場合に,機械的な固定が不十分であると機械的な摩擦熱による交流損失が発生する可能性がある。

概要 (英文)

TO APPLY SUPERCONDUCTORS TO AC ELECTRICAL MACHINE CRIEPI IS DEVELOPING LOW-LOSS AC SUPERCONDUCTORS AND WINDING METHODS. THE RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)DESIGN CRITERIA HAVE BEEN ESTABLISHED TO AVOID THE PROXIMITY EFFECT. (2)A NEW LOW-LOSS AC SUPERCONDUCTOR HAS BEEN DEVELOPED USING A CUSI ALLOY FOR THE MATRIX. (3)A 1-KA CLASS CONDUCTOR HAS BEEN DEVELOPED. (4)BELOW 1.5T, THE AC SUPERCONDUCTOR SHOWS A LOWER AC LOSS THAN A NORMAL COPPER CONDUCTOR. (5)MECHANICAL AC LOSS CAN OCCUR.

報告書年度

1990

発行年月

1991/06/01

報告者

担当氏名所属

秋田 調

狛江研究所開発部新技術研究室

鳥居 慎治

狛江研究所開発部新技術研究室

笠原 奉文

狛江研究所開発部新技術研究室

キーワード

和文英文
交流超電導線 AC SUPERCONDUCTOR
交流損失 AC LOSS
近接効果 PROXIMITY EFFECT
機械的交流損失 MECHANICAL AC LOSS
クエンチ QUENCHING
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