電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91008

タイトル(和文)

排煙脱硝触媒上でのN2O(亜酸化窒素)の生成に関する検討

タイトル(英文)

N2O(NITROUS OXIDE)FORMATION ON DENITRIFIEATION CATALYSTS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

流通式触媒反応器でNH3による環元脱硝反応について温度,共存ガスなど反応条件を変えてN2Oの生成反応を検討した。V2O5-Fe2O3-TiO2触媒および実用触媒に関する実験の結果,(1)N2Oは触媒上での脱硝反応過程において主要生成物であるN2とともに,NH3の酸化反応およびNOの環元反応の一部から生成する,(2)N2Oの生成濃度が最大の温度は,最適脱硝温度域(脱硝率が最大になる温度域)より数10度以上高温側にある,(3)N2Oの生成濃度は水分があると,水分がない場合より大幅に減少する,(4)火力発電所排煙脱硝装置の通常の反応温度域(300~350度)で生成するN2O濃度は数ppm以下と推定されることがわかった。

概要 (英文)

N2O FORMATION IN SELECTIVE CATALYTIC REDUCTION OF NO BY NH3IN THE PRESENCE OF EXCESS O2AND THE ABSENCE OF SO2ON A V2O5-FE2O3-TIO2CATALYST AND A COMMERCIAL CATALYST HAS BEEN STUDIED. NO IS SELECTIVELY REDUCED TO N2BY NH3AT 300 DEGREE-350 DEGREE; N2O FORMATION INCREASES ABOVE THIS TEMPERATURE. N2O IS FORMED PARTIALLY THROUGH OXIDATION OF NH3 AND PARTIALLY THROUGH REDUCTION OF NO. THE CONCENTRATION OF THE N2O PRODUCT IS REDUCED BY THE PRESENCE OF WATER. THE RESULTS OF THE NO(500PPM)-NH3(500PPM)-O2-H2O REACTION ON THE COMMERCIAL CATALYST AND THE V2O5-FE2O3-TIO2 CATALYST SHOW THAT THE CONCENTRATIONS OF THE N2OPRODUCT ARE LESS THAN 5 6PPM AT 300 DEGREE 350 DEGREE (USUAL OPERATINGTEMPERATURE OF NOX EXTRACTION EQUIPMENT AT FOSSIL-FUEL POWER PLANTS).

報告書年度

1991

発行年月

1991/10/01

報告者

担当氏名所属

横山 隆寿

狛江研究所発電プラント部広域環境研究室

キーワード

和文英文
亜硝化窒素 NITROUS OXIDE
脱硝触媒 NOX REDUCTION CATALYSTS
火力発電 FOSSIL-FUEL POWER GENERATION
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