電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91010

タイトル(和文)

高機能ネットワーク配電方式の保護・運用方式の実験的検討

タイトル(英文)

PROTECTION AND OPERATION OF FLEXIBLE NETWORKDISTRIBUTION SYSTEM

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

都市部では高密度負荷への大容量配管と一層の供給信頼度の向上が求められ,今後はコージェネレーション等の分散型電源の系統連系も新たな課題となる。これらの要請に対し,従来から導入が進められてきたネットワーク配電を高度化した新しい配電方式を開発することが有効な対策と考えられる。本報告は,事故時大電流の高速抑制制御,常時の潮流制御,分散型電源の効率的連系を目指した「高機能・分散型電源連系ネットワーク配電方式」の開発について述べている。開発の第1ステップとして,分散型電源が連系されたネットワーク配電系統の基本的な現象と保護・運用上の問題点を明らかにした。この結果,分散型電源の効率的な連系を可能とするためには,ネットワークプロテクタと低圧グリッド線路の開閉保護装置の機能をさらに検討する必要があることがわかった。

概要 (英文)

IN URBAN AREAS,THERE ARE GROWING NEEDS TO ENSURE BULK POWER DISTRIBUTION FOR HIGH-DENSITY LOADS,SERUICE QUALITY,ANDSYSTEM INTERCONNECTION WITH DISPERSED GENERATORS LIKE CO-GENERATION. DEVELOPMENT OF A NEW DISTRIBUTION AUTOMATION SYSTEM BASED ON THE CURRENTLY-USED NETWORK WOULD BE EFFECTIVE FOR THE ABOVE PURPOSE. WE ARE DEVELOPING A NEW SYSTEM CALLED THE FUNCTIONAL DISTRIBUTION NETWORK SYSTEM WITH DISPERSED CONNECTED GENERATORS ,WHICH QUICKLY LIMITS HIGH-LEVEL FAULT-CURRENTS,CONTROLS LOAD FLOW,AND SUPERVISES SYSTEM PROTECTION. AS A FIRST STEP IN THE DEVELOPMENT,FUNDAMENTAL PHENOMENA AND SYSTEM PROBLEMS WITH REGARD TO SYSTEM PROTECTION AND EFFECTIVE OPERATION WERE CLARIFIED.IT WAS SHOWN THAT THE FUNCTIONS OF NETWORK PROTECTORS AND GRIDCABLE PROTECTVE DEVICES MUST BE IMPROVED TO MAKE EFFECTIVE INTERCONNECTION POSSIBLE.

報告書年度

1991

発行年月

1991/11/01

報告者

担当氏名所属

岡村 幸壽

狛江研究所送配電部配電研究室

雪平 謙二

狛江研究所送配電部配電研究室

元治 崇

関西電力株式会社

濱田 亨

関西電力株式会社

キーワード

和文英文
ネットワーク配電 NETWORK POWER DISTRIBUTION
分散型電源 DISPERSED GENERATOR
系統連系 SYSTEM INTERCONNECTION
配電自動化 DISTRIBUTION AUTOMATION SYSTEM
保護協調 PROTECTION COORDINATION
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