電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

※ PDFのファイルサイズが大きい場合には、ダウンロードに時間がかかる場合がございます。 ダウンロードは1回のクリックで開始しますので、ダウンロードが完了するまで、複数回のクリックはなさらないようご注意願います。

電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91048

タイトル(和文)

ドップラー音波レーダの上空風観測装置としての実用性評価

タイトル(英文)

EVALUATION OF PERFORMANCE TEST RESULTS IN LOWER ATMOSPHERE USING DOPPLER SODAR

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

原子力発電所にドップラー音波レーダを設置し,1年間の連続観測結果に基づき装置の実用性を評価した。(1)ドップラー音波レーダによる地上高100mの風向,風速の年間の欠測率は,1.3%であり,連続した30日間の欠測率の最大値は約10%であった。これらは「気象指針」に定められた基準値(10%および30%)を下回った。(2)ドップラー音波レーダによる風速は気象観測鉄塔による風速と良く一致した。また,降雨時に希に出現した風速の異常値を除く方法として,受信信号のスペクトル解析方法を提案した。(3)ドップラー音波レーダのアンテナから送信される音(周波数2400Hz,出力150W)は,周辺環境への騒音とはならなかった。

概要 (英文)

A PRACTICAL TEST OF THE PERFORMANCE OF DOPPLER SODAR WAS CONDUCTED FOR 1 YEAR AT A NUCLEAR POWER PLANT. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)THE MISS RATE FOR DATA OBSERVED BY DOPPLER SODAR AT 100M ABOVE GROUND LEVEL WAS 1.3% IN 1YEAR,AND ABOUT 10% FOR A PERIOD OF 30 CONSECUTIVE DAYS. THESE VALUES ARE MUCH LOWER THAN THE RATES SPECIFIED BY THE METEOROLOGICAL GUIDELINES IN JAPAN. (2)FROM A COMPARISON OF THE WIND VELOCITY MEASURED BY DOPPLER SODAR AND AN ULTRASONIC ANEMOMETER,A FAIRLY GOOD CORRELATION COEFFICIENT (0.93) WAS OBTAINED. IN ADDITION,A SPECTRUM ANALYSIS METHOD TO ELIMINATE INCORRECT DATA WAS PROPOSED. (3)THE DOPPLER SODAR WAS OPERATED CONTINUOUSLY AT AN RUTPUR OF 150 W AND A FOEGVENCY OF 2400HZ FOR 1 YEAR. THE OPERATING CONDITIONS WERENOT AFFECTED BY NOISE IN THE SURROUNDING ENVIRONMENT.

報告書年度

1991

発行年月

1992/05/01

報告者

担当氏名所属

赤井 幸夫

狛江研究所発電プラント部環境研究室

朝倉 一雄

狛江研究所発電プラント部環境研究室

キーワード

和文英文
ドップラー音波レーダ DOPPELER SODAR
ソーダ SODAR
遠隔探査 REMOTE SENSING
上空風 UPPER WIND
実証試験 PERFORMANCE TEST
Copyright (C) Central Research Institute of Electric Power Industry