電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91053

タイトル(和文)

地形・熱的条件を考慮した大気拡散予測手法の開発(その6)-地形・熱的条件下への大気拡散モデルの適用-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF METHOD FOR EVALUATING ATMOSPHERIC DIFFUSION INCORPORATING THERMAL AND TOPOGRAPHIC EFFECTS (6)-ATMOSPHERIC DIFFUSION MODEL UNDER TOPOGRAPHIC AND THERMAL CONDITION-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

実際の大気拡散現象は,複雑な地形条件下や熱的条件下で見られるため,数値モデルによる拡散予測手法を開発する際には,これらの影響を考慮できる手法を用いる必要がある。本報告では,地形および熱的条件が複合した場に適用できる数値予測手法を開発し,数値モデルによる予測結果の妥当性を検討するため,二次元尾根周辺の流れおよび拡散計算を行い,同様な場を対象に行った風洞実験結果と比較した。流れ計算においては,熱的条件を再現するために,乱流エネルギーの散逸の輸送方程式の浮力項を省略すること,場に即した地表面近傍の取扱いが必要であった。尾根周辺のトレーサガス拡散を予測するためには,拡散計算において,平均速度の空間的な変化を考慮することが必要であった。また,拡散計算時の時間スケールを与える際に用いるモデル定数の最適値を示した。

概要 (英文)

BECAUSE ATMOSPHERIC DIFFUSION OF STACK GAS OCCURS UNDER COMPLEX TOPOGRAPHICAL AND THERMAL CONDITIONS,THESE CONDITIONS MUST BE TAKEN INTO CONSIDERATION WHEN MAKING NUMERICAL ESTIMATES. THIS REPORT DEVELOPS A NUMERICAL METHOD FOR EVALUATING BOTH TOPOGRAOHICALAND THERMAL CONDITIONS AND USES IT TO PREDICT THE FLOW AND DIFFUSION AROUND TWO-DIMENSIONAL RIDGES. CALCULATED RESULTS WERE COMPARED WITH RESULTS FROM WIND-TUNNEL EXPERIMENTS. THE BUOYANCY TERM OF THE DISSIPATIONEQUATION SHOULD BE ELIMINATED AND SUITABLE WALL FUNCTION METHODS FOR THE THERMAL CONDITIONS SHOULD BE ADOPTED TO SIMULATE THE THERMAL FLOW. SPATIAL VARIATIONS OF THE MEAN VELOCITY SHOULD BE TAKEN INTO CONSIDERATION TO SIMULATE THE TRACER-GAS DIFFUSION AROUND THE RIDGE. THE OPTIMUM VALUE OF THE MODEL CONSTANT USED AT TIME-SCALE ESTIMATION,WAS ALSO SHOWN.

報告書年度

1991

発行年月

1992/05/01

報告者

担当氏名所属

佐田 幸一

狛江研究所発電プラント部環境研究室

市川 陽一

狛江研究所発電プラント部環境研究室

キーワード

和文英文
大気拡散 ATMOSPHERIC DIFFUSION
乱流モデル TURBULENCE MODEL
拡散モデル DIFFUSION MODEL
地形影響 TOPOGRAPHIC EFFECT
熱的影響 THERMAL EFFECT
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