電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91057

タイトル(和文)

レーザ誘雷の理論的検討(その1)-レーザによるプラズマ生成のシミュレーション-

タイトル(英文)

THEORETICAL STUDY OF LASER-TRIGGERED LIGHTNIG -CALCULATION OF PLASMA PRODUCTION BY LASER-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

近年,新しい雷害防止対策として,レーザを用いて雷を安全な場所に誘導し,電力設備への雷害を防止するという,いわゆる「レーザ誘雷」が注目を集めている。本報告ではレーザ伝搬に伴うプラズマ生成の計算機シミュレーションを行い,レーザによるプラズマ生成に及ぼす種々のパラメータの影響および長距離の放電誘導特性について検討を行った。得られた主な成果は以下の通りである。(1)プラズマ生成を考慮したレーザ光伝搬の,計算機プログラムを作成し,集光条件,レーザエネルギーなどのパラメータとプラズマ生成距離との関係を明らかにすると共に,プラズマ生成に及ぼす微粒子の影響を検討した。(2)長距離にわたる放電誘導特性の推定を行い,数十mにわたる放電誘導を100Jのエネルギーのレーザで実現できる可能性が有ることを明らかにした。

概要 (英文)

RECENT ADVANCES IN LASERS SUGGESTS THE POSSIBILITY OF LASER-TRIGGERED LIGHTNING. TO ACHIEVE LASER-TRIGGERED LIGHTNING,MANY EXPERIMENTS HAVE BEEN CARRIED OUT TO UNDERSTAND THE MECHANISM OF LASER-GUIDED DISCHARGES. HOWEVER,ANALYSIS OF LASER-GUIDED DISCHARGES IS SCANTY. THIS PAPER CONPARES LASER PROPAGATION WITH PLASMA PRODUCTIONNUMERICALLY. CALCULATED RESULTS ARE COMPARED WITH EXPERIMENTS AND THE EFFECTS OF VARIOUS PARAMETERS SUCH AS LASER ENERGY AND FOCAL LENGTH ON PLASMA PRODUCTION ARE PREDICTED. THE GUIDING ABILITY OF LASER-PRODUCED PLASMA ON LONG-GAP DISCHARGES IS EVALUATED AND THE POSSIBILITY OF GUIDING LONG-GAP DISCHARGES OF MORE THAN 10 M WITH A LASER ENERGY OF 100 J IS DEMANSTANTED.

報告書年度

1991

発行年月

1992/05/01

報告者

担当氏名所属

新藤 孝敏

狛江研究所送配電部絶縁研究室

相原 良典

狛江研究所送配電部絶縁研究室

三木 恵

狛江研究所送配電部絶縁研究室

キーワード

和文英文
レーザ LASER
プラズマ PLASMA
放電誘導 GUIDED DISCHARGE
LIGHTNING
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