電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91072

タイトル(和文)

応力下超電導導体試験装置の開発(その1)試験条件の決定と性能検証

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF SUPERCONDOCTOR TESTING FACILITY UNDER CYCLIC MECHANICAL FORCE

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

超電導電力機器では,磁束が導体電流と直接鎖交するため,超電導導体に大きな電磁力がかかる。このため,導体に機械応力が長時間繰り返し印加された場合の磁界電流や交流損失の変化は,電力機器の設計および運転・保守の上で必要不可欠であるが,このようなデータは世界的にほとんどない。そこで,超電導発電機界磁巻線を対象に,実使用条件に近い,直流磁界7T,交流磁界+-0.9T,通電電流15KA,応力100KNを繰り返し1万目以上印加できる,応力下超電導導体試験装置を設計・製作した。発電機界磁巻線用NbT:超電導導体について,1万回までの繰り返し圧縮応力下で試験を実施した。臨界電流についてはほとんど変化がなかった。交流損失については,燃線に用いる素線に絶縁がない場合には,応力により20%程度,損失が増加することが明らかとなった。

概要 (英文)

IN SUPERCONDUCTING POWER APPARATUS,THE MAGNETIC FIUX CROSSES THE CONDUCTOR CURRENT DIRECTLY AND GENERATES ELECTROMAGNETIC FORCE. CONSEGUENTLY,THE CRITICAL CURRENT AND AC LOSS UNDER MECHANICAL FORCE BECOME VERY IMPORTANT IN DESIGNING AND OPERATING SUPERCONDUCTING MACHINES. WE HAVE DESIGNED AND INSTALLED A SUPER CONDUCTING CONDUCTOR TEST FACILITY UNDER CYCLIC MECHANICAL FORCE. IN THE FACILITY,A 7T DC MAGNETIC FIELD +- 0.9T AC MAGNETIC FIELD,15 KA SAMPLE CURRENT,AND 100 KN CYCLIC MECHANICAL FORCE CAN BE APPLIED TO THE SAMPLE SUPERCONDUCTOR,SIMULTANEOUSLY.

報告書年度

1991

発行年月

1992/06/01

報告者

担当氏名所属

秋田 調

狛江研究所開発部新技術研究室

鳥居 慎治

狛江研究所開発部新技術研究室

笠原 奉文

狛江研究所開発部新技術研究室

キーワード

和文英文
臨界電流 CRITICAL CURRENT
交流損失 AC LOSS
応力効果 STRAIN EFFECT
超電導導体 SUPERCONDUCTOR
超電導発電機 SUPERCONDUCTING GENERATOR
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