電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T91090

タイトル(和文)

交流磁界暴露実態と磁界暴露モデル

タイトル(英文)

CLARIFYING THE EXPOSURE CHARACTERISTICS OF POWER-FREQUENCY MAGNETIC FIELDS AND DEVELOPING AN EXPOSURE MODEL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,商用周波数の磁界による健康影響の尺度となる磁界の暴露量を明確にするために行った検討結果をまとめたものである。主たる成果を以下に示す。(1)わが国および米国で開発された磁界暴露量計は数値の違いを補正すれば,結果の評価が可能である。(2)電気工事などの専門的な職業以外に従事する場合,電鉄による通勤で1-3mG,勤務中で0.5-1.5mGの磁界に暴露され,家庭での暴露量も同程度である。(3)家庭での暴露は,高調波は基本波に比べ十分小さい他,負荷電流との相関はなく1mG程度の暴露量となる。(4)実測結果と行動が占める時間から,磁界暴露量を推定するモデルを開発した。電気毛布を使用する場合,しない場合に比べて,9倍もの暴露量となる。

概要 (英文)

THIS REPORT SHOWS RESULTS OF INJESTING ATOMSTO CLARIFY THE AMOUNT OF EXPOSURE TO POWER-FREQUENCY MAGNETIC FIELDS TO DETERMINE THE BIOHAZARDS. THE MAIN RESULTS ARE SHOWN BELOW. (1)THE DOSIMETERS DEVELOPED IN JAPAN AND THE USA ARE BOTH EFFECTIVE. (2)NON-OCCUPATIONAL MAGNETIC-FIELD EXPOSURES WERE MEASURED. THE VALUES WERE 1-3 MGFOR COMMUTING BY ELECTRIC TRAIN AND 0.5-1.5 MG AT WORK. THE TOTAL EXPOSURE IS THE SAME AS AT HOME. (3)THE POWER-FREQUENCY HARMONICS ARE NEGLIGIBLE AND THERE IS NO RELATIONSHIP BETWEEN LOAD CURRENT AND MAGNETIC FIELD EXPOSURE. (4)A METHOD FOR PREDICTING MAGNETIC FIELD EXPOSURE WAS DEVELOPED BASED ON MEASURED VALUES. IT SHOWS THE AMOUNT OF MAGNETIC FIELDWHEN AN ELECTRIC BLANKET IS USED IS NINE TIME MORE THAN WHEN NOT USED.

報告書年度

1991

発行年月

1992/07/01

報告者

担当氏名所属

富田 誠悦

狛江研究所送配電部配電研究室

高須 和彦

狛江研究所送配電部放電研究室

竹下 和磨

狛江研究所電力システム部情報制御研究室

キーワード

和文英文
商用周波数磁界 POWER-FREQUENCY MAGNETIC FIELD
健康影響 HEALTH
非職業的暴露 NON-PROFESSIONAL EXPOSURE
暴露モデル EXPOSURE MODEL
暴露量計 DOSIMETER
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