電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T92065

タイトル(和文)

米国大気研究センター汎用気候モデルのもとづく大気大循環モデルの作成

タイトル(英文)

CODING OF A GENERAL CIRCULATION MODEL BASED ON THE NCAR COMMUNITY CLIMATE MODEL

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

地球温暖化に伴う気候変化がわが国の電気事業に及ぼす影響を評価する必要性から、当所では、日本を含む東アジア地域を対象とした地域気候モデルの開発を進めている。この地域気候モデルは、地球全体の気候を予測する全球気候モデルの予測結果を境界条件として利用するため、その予測結果は全球気候モデルとの結合方法に大きく影響される。結合方法の特性は、複雑な物理過程を含まない基本的なモデルを用いることで、より明瞭に評価できるものと考えられる。そこで、全球気候モデルとして予測結果を使用する米国大気研究センターの汎用気候モデルの基本構造を調査し、基本的な大気大循環モデルを作成した。このモデルは、中緯度における傾圧不安定波の発達を適切に表現することが確認された。

概要 (英文)

A PROJECT TO ASSESS THE IMPACT OF CLIMATIC CHANGE DUE TO GLOBAL WARMING ON THE ELECTRIC UTILITIES IN JAPAN IS BEINGCONDUCTED AT CRIEPI. DURING THE PROJECT, AN EAST-ASIAN REGIONAL CLIMATE MODEL WILL BE DEVELOPED, WHICH WILL BE NESTED IN A GLOBAL CLIMATE MODEL, AND OUTPUT DATA FROM THE GLOBAL MODEL WILL BE USED AS INPUT DATA. THE RESULTS FROM THE REGIONAL CLIMATE MODEL ARE THEREFORE INFLUENCED BY THE NESTING METHOD. THE CHARACTERISTICS OF THE NESTING METHOD CAN BE EVALUATED CLEARLY USING FUNDAMENTAL MODELS WITHOUT COMPLEX PHYSICAL PARAMETERIZATION. THE FRAMEWORK OF THE CCM1 PROGRAM WAS STUDIED AND A GENERAL CIRCULATION MODEL WAS CODED. THE MODEL REPRESENTED APPROPRIATELY THE PROGRESS OF BAROCLINIC INSTABILITY WAVES.

報告書年度

1992

発行年月

1993/05/01

報告者

担当氏名所属

速水 洋

狛江研究所発電プラント部広域環境研究室

西澤 慶一

狛江研究所発電プラント部広域環境研究室

キーワード

和文英文
大気大循環モデル GENERAL CIRCULATION MODEL
スペクトル法 SPECTRAL METHOD
ネスティング NESTING
地域気候モデル REGIONAL CLIMATE MODEL
全球気候モデル GLOBAL CLIMATE MODEL
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