電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T92080

タイトル(和文)

燃料一体炉心方式超小型安全炉(RAPID概念)の技術的成立性

タイトル(英文)

TECHNICAL FEASIBILITY STUDY OF 60-MWE FAST REACTOR CONCEPT:RAPID

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

わが国の電力需要の多様化に柔軟に対処する分散電源の一つとして,筆者らが前報において構築した電気出力6万kWクラスの革新的原子炉概念:RAPIDおよびこれにおいて採用されている各種の革新的要素技術の技術的成立性を評価した。すなわちATWS事象に対して超小型炉の固有の安全特性により大きな安全裕度を有することの確認および一体型燃料集合体の耕造健全性を確認した。またナトリウム・ボイド反応度低減方策として考案したボイド導入管(VLC),およびLi-6を用いた新概念の原子炉停止装置(LIM)および反応度制御装置(LEM)の耕造概念を具体化し,その有効性を確認した。

概要 (英文)

A STUDY WAS PERFORMED ON THE PASSIVE SAFETY FEATURES AND TECHNICAL FEASIBILITY OF AN INHERENTLY-SAFE 60 MWE FAST BREEDER REACTOR CONCEPT(RAPID)DEVELOPED TO MEER VARIONS POWER REQUIREMENTS IN JAPAN. THE DYNAMIC ANALYSES OF THE UTOP AND ULOF TRANSIENTS REVEALED THAT THE ENHANCED REACTIVITY FEEDBACK DERIVED FROM THE ANNULAR CORE CONFIGURATION AND THE INTEGRATED FUEL ASSEMBLY PROVIDES A HIGH MARGIN OF SELF-PROTECTION. THE STRUCTURAL INTEGRITY OF THE INTEGRATED FUEL ASSEMBLY WAS ALSO CONFIRMED. THE FOLLOWING INNOVATIVE KEY TECHNOLOGIES WEREDEMONSTRATED:LITHIUM INJECTION MODULES(LIM)FOR ULTIMATE SHUTDOWN,LITHIUM EXPANSION MDULES(LEM)FOR INHERENT REACTIVITY FEEDBACK,AND VOID-LEADING CHANNEL(VLC)FOR RDUCING THE SODIUM VOID WORTH.

報告書年度

1992

発行年月

1993/05/01

報告者

担当氏名所属

神戸 満

狛江研究所FBR部革新炉研究室

植田 伸幸

狛江研究所FBR部革新炉研究室

魚谷 正樹

狛江研究所FBR部革新炉研究室

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER REACTOR
固有安全炉 INHERENTLY-SATE REACTOR
革新技術 INNOVATIVE TECHNOLOGY
金属燃料 METALLIC FUEL
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