電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93002

タイトル(和文)

FBR炉心径方向膨張挙動解析コードの開発(その1)-解析モデルの調査-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF FBR CORE RADIAL EXPANSION ANALYSIS CODE(1) -SURVEY OF ANALYSIS MODELS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

炉心径方向膨張挙動解析のための解析コード開発の第一段階として、国内外で開発されている解析コードの解析モデルを調査し、以下の知見を得た:(1)六角形状のラッパ管のモデル化の方法として、ビーム要素を用いるものと六角形状シェル要素を用いるものとがあり、計算時間の短い前者はパラメータサーベイ計算に、ラッパ管形状を忠実に表している後者は詳細評価に適している。(2)集合体同士などの接触部については、部分接触や摩擦の効果など接触部で起きている現象をできるだけ忠実にモデル化する方向にあり、このモデルの開発が特に重要である。上記2種類のラッパ管モデルのそれぞれに対して接触部モデルを試作し、簡単な体系で試計算を行い、ビーム要素モデルの方が一桁以上計算時間が短いことを確認した。以上から、コード開発はラッパ管をビーム要素で表すコードから行うのが望ましいと考える。

概要 (英文)

AS THE FIRST STEP IN DEVELOPING A RADIAL CORE EXPANSION ANALIYSIS CODE, A LITERTURE SURVEY ON ANALYSIS MODELS OF STEADY-STATE CORE MECHANICS CODES WAS CONDUCTED. THE SURVEY RESULTS AREAS FOLLOWS: (1)THERE ARE TWO WAYS OF MODELING A WRAPPER TUBE OF A FUELASSEMBLY: USING A BEAM ELEMENT, AND USING A HEXAGONAL SHELL ELEMENT. THE FORMER IS SUITABLE FOR PARAMETER-SURVEY CALCULATIONS FROM THE VIEW POINT OF CALCULATIONS TIME,BUT THE LATTER GIVES MORE PRECISE CALCULATION. (2)THE CONTACT BEHAVIOR BETWEEN WRAPPER TUBES IS BEGIN MODELED AS REALISTICALLY AS POSSIBLE. TWO CONTACT MODELS WERE DEVELOPED FOR THE ABOVE-MENTIONED WRAPPER TUBE MODELS. TEST CALCULATIONS WITH SIMPLE CONFIGURATIONS SHOW THAT THE CALCULATION TIME FOR A BEAM ELEMENT CONTACT MODEL IS TEN TIMES SHORTER THAN THAT OF THE HEXAGONAL SHELL MODEL.

報告書年度

1993

発行年月

1993/06/01

報告者

担当氏名所属

西村 友宏

狛江研究所FBR部金属燃料研究室

キーワード

和文英文
金属燃料高速増殖炉 METAL FUELED FBR
受動的安全性 PASSIVE SAFETY
炉心径方向膨張挙動 RADIAL CORE EXPANSION
有限要素法 FINITE ELEMENT METHOD
接合要素 JOINT ELEMENT
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