電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93014

タイトル(和文)

大気中の有機微量物質とその分析法に関する調査

タイトル(英文)

ATMOSPHERIC TRACE ORGANIC COMPOUNDS AND THEIR ANALYSIS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

この調査は,大気中微量有機化合物,その中でも特に高い毒性を有している有機ハロゲン化合物と多環芳香族炭化水素(PAH)の性質,大気中濃度,起源,動態,及びその分析手法を明らかにすることを目的とした。米国大気清浄法の改正によって新たに規制対象となった189物質を中心に,特徴的な元素や官能基によって12のグループに分類し,それらの性質や大気中濃度,大気中における動態について調査した。その上で,有機ハロゲン化合物と多環芳香族炭化水素化合物(PAH)については,(1)起源推定手法の確立,(2)大気中における生成,分解プロセスの詳細についての検討,の必要性を指摘した。また,大気中有機微量物質の捕集,前処理,分析法について,その原理や特徴を調査した。その上で,捕集法と前処理法については改善の必要があることを指摘した。具体的には,ガス状物質と粒子状物質の拡散係数の差を利用する捕集法や,複数の抽出

概要 (英文)

THIS SURVEY FOCUSED ON ATMOSPHERIC ORGANIC TRACE COMPOUNDS,ESPECIALLY AROMATIC HALOGENS AND POLYCYCLIC AROMATIC HYDROCARBONS(PAHS) WHICH ARE VERY MUTAGENIC. THE 189 COMPOUNDS SELECTED FOR NEW REGULATION (CLEAN AIR ACT,1990) BY THE EPA WERE CLASSIFIED INTO 12 GROUPS BY CHARACTERISTIC ELEMENTS OR FUNCTIONAL GROUPS. THEIR PROPERTIES,CONCENTRATIONS,REACTIONS AND FATE THE ATMOSPHERE WERE CLARIFIED. THE METHODS FOR COLLECTING,PREPARING AND ANALYZING ATMOSPHERIC SAMPLES WERE ALSO SURVEYED. THE RESULTS SHOW THAT HI-VOL. + ORDINARY TEMPERATURE ADSORBING COLLECTION,SOXHLET EXTRACTION AND GC/MS ANALYSIS ARE SUITABLEAT THE PRESENT.

報告書年度

1993

発行年月

1994/03/01

報告者

担当氏名所属

田中 伸幸

狛江研究所大気物理部環境化学グループ

坂田 昌弘

狛江研究所大気物理部環境化学グループ

朝倉 一雄

狛江研究所大気物理部

キーワード

和文英文
大気汚染 ATMOSPHERIC POLLUTION
有機微量物質 TRACE ORGANIC COMPOUNDS
分析法 ANALYTICAL METHODS
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