電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93023

タイトル(和文)

高調波発生源探査のための新しい判定基準の提案

タイトル(英文)

DETECTION OF HARMONIC CURRENT SOURCES

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

半導体応用機器の普及にめざましいものがあるが、これらの機器から発生する高調波電流によって電力系統の電圧にひずみが発生し、その電圧ひずみに起因する機器の障害が顕在化してきている。電圧ひずみを低減させるための適切な対策を施すためには高調波電流発生源を探査することが必要であり、高調波電圧電流の位相差を利用する方法が提案されている。この手法で判定指標として用いられている高調波電圧と電流の位相差について考察した結果、位相差が+-90度以上という従来の高調波発生現存在の判定基準では、分岐の片方に大発生源が存在していても、もう一方に小発生源が存在していれば、大発生源が存在する側の分岐についても、判定指標が「発生源無し」の領域に入る可能性が非常に高い事を明らかにした。次に、「発生源有り」判定基準として位相差0-180度を採用した方が判定に誤りが少なくなることを明らかにした。

概要 (英文)

RECENTLY,SEMICONDUCTOR CONVERTE ARE BEING WIDELY USED IN ELECTRICAL EQUIPMENT. THE NUMBER OF PIECES OF EQUIPMENT DAMAGED BY HARMONIC DISTORTION IS INCREASING IN ACCORDANCE WITH THE NUMBER OF SOURCES GENERATING HARMONICS. FOR EFFECTIVE REDUCTION OF HARMONIC VLOTAGE DISTORTION IN POWER DISTRIBUTION SYSTEMS, SOURCES OF HARMONIC VOLTAGE DISTORTION MUST BE DETECTED FIRST. CONVENTIONALLY, THE EXISTE OFHARMONIC CURRENT SOURCES IS VALUARED USING PHASE ANGLES BETWEEN HARMONIC VOLTAGES AND HARMONIC CURRENTS. THE CONVENTIONAL STANDARD IS THAT WHEN THE PHASE ANGLE IS MORE THAN 90 DEGREE OR LESS THAN -90 DEGREE, A HARMONIC CURRENT SOURCE EXISTS IN THAT DIRECTION. CONSIDERATION OF PHASE ANGLES BETWEEN HARMONIC VOLTAGE AN HARMONIC CURRENT, SHOWS THAT THE CONVENTIONAL STANDARD IS ONLY VALID FOR A POWER DISTRIBUTION SYSTEMS WITH ONLY ONE HARMONIC CURRENT SOURCE. IT IS NOT VALID FOR A REAL POWER DISTRIBUTION SYSTEM WITH MANY HARMONIC CURRENT SOURCES. WE PROPOSE THAT SHOULD BE USED AS THE STANDARD FOR EVALUATING THE EXISTENCE OF A HARMONIC WIRENT SOURCE.

報告書年度

1993

発行年月

1994/05/01

報告者

担当氏名所属

雪平 謙二

狛江研究所電力システム部パワーエレクトロニクスグループ

岡田 有功

狛江研究所電力システム部パワーエレクトロニクスグループ

光根 宏宣

狛江研究所電力システム部パワーエレクトロニクスグループ

キーワード

和文英文
高調波 HARMONICS
電圧ひずみ VOLTAGE DISTORTION
配電 ELECTRIC POWER DISTRIBUTION
探査手法 DETECTION METHOD
位相角 PHASE ANGLE
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