電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93024

タイトル(和文)

冬季雷における放電進展様相と電流波形の特性

タイトル(英文)

CHARACTERISTICS OF WINTER LIGHTNING DISCHARGE PROGRESSION AND CURRENT WAVEFORM

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

日本海沿岸における冬季雷の性状を解明するため,平成元年度に総合雷観測システムを構築し,雷放電進展様相,雷電流波形の観測を実施してきた。5年間の観測結果を集約すると以下のとおりである。(1)リーダ進展速度の50%値は3.6×10の5乗m/s,主放電の進展速度は4.4×10の7乗m/sであり,主放電の進展速度は,リーダ進展速度よりも2桁ほど早いことが明らかとなった。(2)雷放電路の発光強度と電流値の関係を明らかにし,発光強度から雷電流波形が推測できることを示した。(3)雷電流を帰還雷撃電流を伴わないものに分類し,波形パラメータを求め,双方には大きな違いがあることを明らかにした。この結果は,避雷器の選定等に極めて有効である。

概要 (英文)

TO CLARIFY THE CHARACTERISTICS OF WINTER LIGHTNING ON THE JAPAN SEA COAST OBSERVATION OF LIGHTNING PROGRESSIAN AND CURRENT WAVEFORM HAS BEEN MADE SINCE 1989.THE RESULTS ARE SHOWN BELOW, (1)THE 50% VALUE OF THE PROGRESSION VELOCITY OF THE RETURN STROKE IS 4.4 10E7 M/S,AND THAT OF THE LEADER IS 3.6 10E5M/S. (2)THE RELATION SHIP BETWEEN THE LUMINOSITY OF THE LIGHTNING PATH AND LIGHTNING CURRENT WAS CLARIFIED.THE LIGHTNING CURRENT WAVEFORM CAN BE ESTIMATED FROM THE LUMINOSITY OF THE LIGHTNING PATH.(3)THE PARAMETERS OF LIGHTNING CURRENT WAVEFORMS WITH AND WITHOUT RETURN STROKE CURENT ARE DIFFERENT FROM VALUES OBTAINED PREVIOUSLY.THIS RESULTS IS USEFUL FOR SELECTING SURGE ARRESTERS.

報告書年度

1993

発行年月

1994/10/01

報告者

担当氏名所属

浅川 聡

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

三宅 久仁彦

狛江研究所塩原実験場

横山 茂

狛江研究所電気物理部

横田 勤

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

酒井 勉

北陸電力(株)

キーワード

和文英文
冬季雷 LIGHTNING WINTER
雷電流 LIGHTNING CURRENT WAVEFORM
雷観測 LIGHTNING OBSERVATION
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