電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93072

タイトル(和文)

電力系統の定態安定度向上対策(その3)-複数の系統断面に対するPSS定数最適設計手法-

タイトル(英文)

COUNTERMEASURES FOR POWER SYSTEM STABILITY IMPROVEMENT (PART3)-PSS PARAMETERS OPTIMIZATION FOR MULTIPLE POWER FLOW CONDITIONS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ある単一の系統条件(潮流断面,系統構成)だけでなく,異なる複数の系統条件の安定性をバランスよく同時に満足させる発電機PSS定数の制御系設計手法を開発し,モデル系統を用いて本手法の有効性を検証した。(1)PSSゲインや時定数の系統安定性に対する影響度(感度)を複数の潮流断面や系統構成条件(系統多断面)に対して計算し,これに基づき各断面の安定性指標の合計を最小化し全体として最適な定数を設計する手法を開発した。(2)長距離串形系統モデルにおいて,不安定な重潮流断面のみを対象にPSS定数を最適化する従来手法では,軽潮流断面において短周期の不安定現象が新たに発生するが,本手法を適用すると重潮流断面と軽潮流断面をバランスよく安定化しさらに発電機ローカル動揺も抑えた良好な結果を得た。

概要 (英文)

CRIEPI HAS DEVELOPED A NEW PSS DESIGN METHODFOR GENERATORS BY CONSIDERING SEVERAL POWER SYSTEM CONSTRAINTS (POWER FLOW AND/OR POWER-SYSTEM NETWORK PATTERNS) TO PROVIDE A WELL-STABILIZEDPOWER SYSTEM FOR EACH SYSTEM CONDITION AS A SUBSTITUTE FOR THE CONVENTIONAL DESIGN METHOD BASED ON ONLY ONE POWER SYSTEM CONDITION. AN OPTIMIZED PSS PARAMETER IS OBTAINED BY MINIMIZING THE EIGENVALUE BASED COST FUNCTION SHOWING STEADY-STATE STABILITY,AND BY USING EIGEN-VALUE SENSITIVITIES FOR PSS PARAMATERS (GAIN,AND TIME CONSTANTS) FOR EACH PATTERN OFMULTIPOWER FLOW CONDITIONS. THE NEW METHOD GIVES GOOD RESULTS FOR A SEVERE POWER SYSTEM,WHICH THE CONVENTIONAL METHOD CANNOT STABILIZE WITHOUT LOCAL GENERATOR OSCILLATION.

報告書年度

1993

発行年月

1994/04/01

報告者

担当氏名所属

吉村 健司

狛江研究所電力システム部システム解析グループ

内田 直之

狛江研究所電力システム部

吉田 忠美

北陸電力株式会社

キーワード

和文英文
最適化 OPTIMIZATION
定態安定度 STEADY STATE STABILITY
固有値 ELGEN VALUE
感度解析 SENSITIVITY ANALYSIS
ロバスト性 ROBUSTNESS
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