電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T93082

タイトル(和文)

高速炉用自己作動型反応度制御装置(LEM,LIM)の開発(その1)-構造の具体化および解析による有効性の確認-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF INHERENT REACTIVITY CONTROL SYSTEMS FOR FAST BREEDER REACTORS:LEM AND LIM (1) SYSTEM CONFIGURATION AND REACTOR DYNAMICS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高速炉の反応度制御系に多様性を与え,かつ長期的信頼性およびメンテナンスフリーを実現する観点より筆者らが提案した,Li-6を用いる新概念の反応度制御装置(LEM)および原子炉停止装置(LIM)につき,構造および材質等の最適化を行い,ATWS事象における有効性を評価した。特にLIMは温度検知部分を燃料ピンバンドル間の燃料発熱部上端に設置できるため,従来の自己作動型原子炉停止装置では得られない迅速な反応度特性があることが確認された。

概要 (英文)

TO PROVIDE FAST BREADER REACTOR REACTIVITY-CONTROL SYSTEMS WITH VARIOUS DESIGN CONCEPTS AS WELL AS MAINTENANCE-FREEAND RELIABLE PERFORMANCE,AN INHERENT REACTIVITY CONTROL SYSTEM (LITHIUM EXPANSION MODULE (LEM)),AND AN INHERENT ULTIMATE SHUTDOWN SYSTEM (LITHIUM INJECTION MODULE (LIM)) HAVE BEEN DESIGNED. DYNAMIC SYSTEM ANALYSES SHOWED THAT LEM AND LIM PROVIDE SUFFICIENT EFFECTIVE NEGATIVE REACTIVITY FEEDBACK AT UTOP AND ULOF TRANSIENTS. MOST IMPORTANTLY,QUICK NEGATIVE REACTIVITY INSERTION OF LIM CAN BE ACHIVED BECAUSE A TEMPARATURE EXCURSION CAN BE DETECTED BY A FREEZE SEAL PLACED BETWEEN FUEL ELEMENTS ATTHE TOP LEVEL OF THE ACTIVE CORE.

報告書年度

1993

発行年月

1994/05/01

報告者

担当氏名所属

神戸 満

狛江研究所原子力システム部原子炉システムグループ

魚谷 正樹

狛江研究所原子力システム部原子炉システムグループ

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FAST BREEDER REACTOR
固有安全性 INHERENT SAFETY
革新技術 INNOVATIVE TECHNOLOGY
反応度制御 REACTIVITY CONTROL
金属燃料炉心 METAL-FUEL CORE
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