電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T94003

タイトル(和文)

オフィス内におけるラドンとその娘核種の挙動

タイトル(英文)

BEHAVIOR OF RADON AND PROGENY INOFFICE.

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究では,東京狛江市に位置する(財)電力中央研究所狛江研究所のオフィス内および屋外において,ラドン,ラドン娘核種およびエアロゾル濃度を長期間にわたって同時測定し,実際に多くの人間が勤務する職場環境内のラドン娘核種濃度の分布および変動傾向を調べた。その結果,オフィス内の濃度は,勤務者の習慣および空調機器の運転に依存し,夜間から朝7時にかけて上昇し,朝8時に減少し始める顕著な傾向が認められた。一方,平衝ファクタFおよびエアロゾルへの非付着割合fpには,特に大きな日周変動は認められずほぼ一定であった。また,オフィス内のラドン濃度および平衝等価ラドン濃度には,休日と平日の間で差異が認められ,休日の方が高い値を示した。このことから,オフィスの勤務者の線量評価に適用すべきラドン濃度の値は,バッシブモニタで得られるだろう平均ラドン濃度の約60%であることが示唆された。

概要 (英文)

THE CONCENTRATIONS OF RADON,ITS PROGENY AND AEROSOL PARTICLES WERE MONITORED SIMULTANEOUSLY IN A CRIEPI OFFICE IN TOKYO FOR A LONG PERIOD.THE DISTRIBUTION AND TENDENCIES OF THESE PARAMETERS WERE EXAMINED.THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS: (1)RADON CONCENTRATION IN THE OFFICE DEPENDED ON THE HABITS OF THE WORKERS AND UNTIL OF THEAIR CONDITIONER.THE RADON CONCENTRATION INCREASED INCREASED FROM NIGHTUNTIL 07:00 AND STARTED DECREASING AT 08:00 DIURNAL VARIATION WAS NOT CLEARLY OBSERVED IN THE EQUILIBRIUM FACTOR,F,AND UNATTACHED FRACTION,FP. (2)A DIFFERENCE BETWEEN HOLIDAYS AND WEEKDAYS WAS FOUND CONCENTRATIONS OF RADON AND ITS PROGENY IN THE OFFICE.THE CONCENTRATIONS ON HOLIDAYSWERE HIGHER THAN ON WEELDAYS.THE RESULTS SHOW THAT THE RADON DOSE WORKERS WAS 60% OF THE MEAN CONCENTRATION,WHICH COULD BE MEASURED WITH A PASSIVE MONITOR.

報告書年度

1994

発行年月

1994/10/01

報告者

担当氏名所属

服部 隆利

狛江研究所原子力システム部放射線グループ

伊知地 猛

狛江研究所原子力システム部放射線グループ

石田 健二

狛江研究所原子力システム部

キーワード

和文英文
ラドン RADON-222
放射線測定 RADIATION MEASUREMENT
アルファ線 ALPHA RAY
エアロゾル AEROSOL
粒径 PARITICLE DIAMETER
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