電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T94004

タイトル(和文)

低線量γ線照射によるアロキサン糖尿病症状の抑制効果

タイトル(英文)

INHIBITION OF ALLOXAN-TREATED DISBETES BY LOW-DOSE ?-IRRADIATION

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

ラットへの低線量60Coγ線の事前全身照射によるアロキサン糖尿病発生に対する抑制効果について検討した。その結果,以下の知見に基づき低線量γ線により膵臓中の活性酸素消去能が増加し糖尿病症状が抑制されることが示唆できた。(1)正常ラット膵臓中のSOD活性が0.5Gy~1.0Gyの照射により増加した。(2)アロキサン投与により有意に増加した膵臓中の過酸化質量は,0.5Gy~1.0Gyの事前照射により有意に減少して抑制された。(3)アロキサン投与により膵臓の細胞においてほとんど脱顆粒,即ち障害を受けたが0.5Gyの事前照射により,この脱顆粒が抑制された。(4)アロキサン投与により有意に増加した血糖値は,0.5Gyの事前照射により有意に減少して抑制された。

概要 (英文)

WE EXAMINED THE CHANGES IN BLOOD SUGER LOVELS OF WISTAR RATS ADMINISTED WITH ALLOXAN,WHICH ATTACKS DNA IN THE LANGERHANS BETA CELLS,TO CLARIFY THE POSSIBILITY OF INHIBITIING DIABETES USING LOW-DOSE GAMMA-IRRADIATION.THE RESULTS SHAW THAT LOW-DOSE WHOLE-BODYPREIRRADIATION(0.5 GR)SIGNIFICANTLY CHANGED BLOOD SUGER LEVELS,LIPID PEROXIDE LEVELS AND SOD ACTIVITY OF RAT ADMINISTED WITH ALLOXAN COMPARD TO NORMAL RATS.THESE PHENOMENA SUGGEST THAT THE PATHOGENESIS OF DIABETES IS DUE TO ACTIVE OXYGEN.

報告書年度

1994

発行年月

1994/10/01

報告者

担当氏名所属

山岡 聖典

狛江研究所原子力システム部放射線グループ

竹原 良記

(財)倉敷成人病センター

吉岡 保

(財)倉敷成人病センター

内海 耕造

(財)倉敷成人病センター

キーワード

和文英文
放射線ホルミシス RADIATION HORMESIS
糖尿病 DIABETES
アロキサン ALLOXAN
活性酸素 ACTIVE SUGAR
血糖値 BLOOD SUGAR
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