電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T94023

タイトル(和文)

超ウラン元素をリサイクルする各種新型燃料高速炉心の特性評価

タイトル(英文)

CORE PERFORMANCE EVALUATION OF TRANS-URANIC RECYCLING FAST REACTORS WITH ADVANCED FUELS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

軽水炉使用済み燃料から回収される超ウラン元素(プルトニウムおよびマイナーアクチニド)を、金属、窒化物および酸化物燃料のそれぞれを用いる高速炉にリサイクルすることを想定し、リサイクル平衡時の炉心特性解析を行って炉心安全性パラメタや重金属収支を評価した。その結果、超ウラン元素をリサイクルする炉心ではボイド係数が大きくなるため許容できるマイナーアクチニド添加量は高々数%となること、同一の添加量では金属燃料炉心のマイナーアクチニド燃焼効率が約1割良いこと、また金属燃料炉心では転換性が良くプルトニウムの必要量が小さいために同じ回収量で2~3割多くの高速炉の立ち上げが可能であることを明らかにした。

概要 (英文)

CORE PERFORMANCE ANALYSES AND HEAVY-METAL MATERIAL BALANCE EVALUATIONS WERE CONDUCTED FOR METAL, NITRIDE AND OXIDE-FUELED FAST REACTORS AT THE EQUILIBRIUM OF A FUEL CYCLE IN WHICH TRANS-URANIC ELEMENTS ARE RECOVERED FORM LWR DISCHARGES AND RECYCLED IN FAST REACTORS. AS A RESULT,IT HAS BEEN CLARIFIED THAT THE MINOR ACTINIDE ENRICHMENT OF THE TRANS-URANIC RECYCLEING REACTORS SHOULD BE AS LOW AS A FEW PERCENT TO LIMIT THE VOID REACTIVITY INCREASE. IT WAS ALSO FOUND THAT IN THE CASE OF METAL-FUEL REACTORS, MINOR ACTINIDE BURNUP EFFICIENCY IS ABOUT 10% BETTER, AND 20%-30% MORE REACTORS CAN BE USED OWING TO THEIN HIGHER CONVERSION POTENTIAL.

報告書年度

1994

発行年月

1995/05/01

報告者

担当氏名所属

横尾 健

狛江研究所原子力システム部炉物理・燃料工学グループ

姜 政敏

東京大学

笹原 昭博

狛江研究所原子力システム部炉物理・燃料工学グループ

松村 哲夫

狛江研究所原子力システム部炉物理・燃料工学グループ

井上 正

狛江研究所原子物理部

キーワード

和文英文
高速炉 FAST REACTOR
超ウラン元素 TRANS-URANIC ELEMENT
金属燃料 METAL FUEL
窒化物燃料 NITRIDE FUEL
酸化物燃料 OXIDE FUEL
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