電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T95003

タイトル(和文)

2次系削除型FBR概念の検討

タイトル(英文)

FBR CONCEPT ELIMINATING INTERMEDIATE HEAT TRANSPORT SYSTEM

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

原子炉構造の物量削減と,ナトリウム-水反応事象時に炉心とSGの明確な隔離がともに可能な概念として,電気出力1000MWeの二重容器内に二重管SGを挿入した2次系削除型原子炉構造を創出した。ナトリウム-水反応事象時の炉心隔離は逆U字配管のサイフォンブレークと新概念の流路隔壁で行い,マノメータシールにより圧力開放を行う。FBR経済性評価コード(COMMANDCOSTコード)による二重タンク小型炉の建設コスト評価結果を用いて,上記概念の概略の建設コストを評価した。初号機建設費は大型軽水炉以下となることが予測され,原子炉構造と建屋のコンパクト化によるコストダウンの効果が確認された。

概要 (英文)

AN INNOVATIVE CONCEPT IS PROPOSED TO REDUCE THE CONSTRUCTION COST OF A LIQUID-METAL-COOLED REACTOR(LMR) BY ELIMINATING THE INTERMEDIATE HEAT TRANSPORT SYSTEM. ELECTRICAL POWER OUTPUT WASSET AT 1000 MWE AND THERMAL OUTPUT AT 2300 MWT. EIGHT STEAM GENERATORS(SGS) OF THE DOUBLE-WALLED HELICAL-COIL TYPE,AND FOUR PRIMARY ELECTROMAGNETIC PUMPS(EMPS) ARE INSTALLED IN THE ANNULAR APACE BETWEEN A PARTITION WALL AND A BOTTOM-SUPPORTED REACTOR VESSEL. THE ISOLATION SYSTEM IS THE PARTITION WALL AND THE MANOMETER-BREAK OF THE REVERSE-U PIPING,WHICH DO NOT REQUIRE INCREASED CONSTRUCTION COSTS. THE CONSTRUCTION COST ISCOMPARABLE WITH LARGE-SCALE LWRS,AND COMPACT NSSS CAN REDUCE COST. THECOST INCLUDING FIRST-OF-A-KIND COSTS IS ABOUT 0.92 TIMES THAT OF LWRS.

報告書年度

1995

発行年月

1995/07/01

報告者

担当氏名所属

魚谷 正樹

研究開発部原子力推進室

吉田 和生

狛江研究所原子力システム部原子炉システムグループ

神戸 満

狛江研究所原子力システム部原子炉システムグループ

キーワード

和文英文
高速増殖炉 FBR
中間熱輸送系 INTERMEDIATE HEAT TRANSPORT SYSTEM
二重管SG DOUBLE-TUBE SG
ナトリウム-水反応事象 SODIUM-WATER REACTION
コスト評価 CONSTRUCTION COST EVALUATION
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