電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T95040

タイトル(和文)

炭素鋼の高温水中疲労特性の検討-疲労き裂発生・進展に及ぼす溶存酸素濃度および鋼中の硫黄含有量の影響-

タイトル(英文)

FATIGUE PROPERTIES OF CARBON STEELS IN HIGH-TEMPERATURE WATER -EFFECTS OF DO CONCENTRATION AND SULFUR-CONTENT ON FATIGUE CRACK INITIATION AND GROWTH-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高温水中における炭素鋼の疲労き裂発生および伝播特性に及ぼす溶存酸素濃度,鋼中の硫黄含有量の影響を明らかにすることを目的に,硫黄含有量等の異なる3種類の炭素鋼を用いた疲労き裂発生・伝播試験を288度で異なる溶存酸素濃度条件下で実施した。その結果,以下のことが明らかになった。疲労き裂発生サイクル数は溶存酸素濃度に大きく依存するが,鋼中の硫黄含有量や製造方法の影響は認められなかった。き裂進展速度は,鋼中の硫黄含有量が高い鋼で大きい傾向を示したが,溶存酸素濃度の明確な影響は認められなかった。

概要 (英文)

TO EVALUATE THE EFFECTS OF DO CONCENTRATION AND SULFUR CONTENT ON THE FATIGUE PROPERTIES OF CARBON STEELS,FATIGUE TESTING WAS CARRIED OUT AN THREE CARBON STEELS IN HIGH-TEMPERATURE WATER. THE FOLLOWING RESULTS WERE OBTAINED. THE NUMBER OF CYCLES TO FATIGUE CRACK INITIATION DEPEND ON DO CONCENTRATION,BUT DO NOT DEPEND UPON THE SULFUR CONTENT OR MATERIAL PROCESSING. HIGHER CRACK GROWTH RATES APPEARED IN HIGH-SULFUR STEEL THAN MEDIUM-SULFUR STEEL. NO EFFECT OF DO CONCENTRATION ON CRACK GROWTH RATE WAS OBSERVED.

報告書年度

1995

発行年月

1996/05/01

報告者

担当氏名所属

新井 拓

狛江研究所金属材料部原子炉材料グループ

木村 英夫

狛江研究所金属材料部原子炉材料グループ

キーワード

和文英文
炭素綱 CARBON STEEL
高温水 HIGH-TEMPERATURE WATER
疲労特性 FATIGUE PROPERTIES
溶存酸素濃度 D O
硫黄含有量 SULFUR CONTENT
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