電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T95089

タイトル(和文)

レーザ誘雷実用化の検討(その2)-赤外レーザおよび紫外レーザを用いたレーザ誘雷システムの検討-

タイトル(英文)

FEASIBILITY STUDY ON LASER-TRIGGERED LIGHTNING(PART2) -LASER-TRIGGERED LIGHTNING SYSTEM USING IR AND UV LASERS-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

レーザ誘雷の実用化のためには概念設計により適切なシステムを選択し,実証実験へと進む必要がある。本報告ではCO2レーザとエキシマレーザの放電誘導特性をとりまとめ,誘雷システムの概念設計を行った。得られた結果は以下の通りである。(1)CO2レーザ生成プラズマの放電トリガ効果,放電進展様相などの特性はギャップ長,印加電圧波形に依らない。(2)エキシマレーザの放電ガイド効果はレーザの波長や印加電圧の極性に依らないが,放電トリガ効果は極性に依存する。(3)レーザ誘雷システムとして赤外レーザではエネルギー4.6kJ以上とピークパワー13GW以上のが必要である.また紫外レーザでは21J以上のパルスエネルギーと高品質ビームが必要である。

概要 (英文)

WE CONDUCTED EXPERIMENTS ON LASER-GUIDED LIGHTNING DISCHARGES TO DESIGN A LASER-TRIGGERED LIGHTNING SYSTEM.THE CONCEPTUAL DESIGN IS REQUIRED TO CHOOSE THE OPTIMUM METHODS FOR PRACTICAL USE.THE CONCLUSIONS ARE AS FOLLOWS: 1.IN CO2 LASER-PRODUCED PLASMAS,THE TRIGGERING EFFECT AND THE PROPAGATION FEATURES ARE INDEPENDENT OF THE WAVEFORM AND POLARITY OF THE APPLIED VOLTAGE. 2.IN EXCIMER LASER-PRODUCED PLASMA,THE GUIDING EFFECT IS INDEPENDENT OF THE POLARITY OF THE APPLIED VOLTAGE AND LASER WAVELENGTH.THE TRIGGERING EFFECT DEPENDS ON THE POLARITY OF THE APPLIED VOLTAGE. 3.IN A CONCEPTUAL DESIGN OF A LASER-TRIGGERED LIGHTNING SYSTEM,IR LASERS NEED MORE THAN 4.6 KJ ENERGY PULSE AND13 GW/CM2 PEAK POWER.UV LASERS NEED MORE THAN 21 J ENERGY PULSE AND A HIGH-QUALITY BEAM.

報告書年度

1995

発行年月

1996/07/01

報告者

担当氏名所属

三木 恵

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

和田 淳

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

新藤 孝敏

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

相原 良典

狛江研究所電気物理部雷放電グループ

キーワード

和文英文
エキシマレーザ EXCIMER LASER
炭酸ガスレーザ CO2 LASER
プラズマ PLASMA
誘雷 TRIGGERED LIGHTNING
概念設計 CONCEPTUAL DESIGN
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