電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T96057

タイトル(和文)

乾式再処理における塩廃棄物固化体の開発-最適なソーダライト合成条件の検討-

タイトル(英文)

SALT WASTE FORM DEVELOPMENT IN PYROPROCESSING-STUDY OF OPTIMUM CONDITION TO SYNTHESIZE WASTE FORM-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

乾式再処理から発生する塩廃棄物は,LiC1-KC1共晶塩,アルカリ金属FP,アルカリ土類金属FPの塩化物から構成されている。筆者らは,この塩廃棄物を,天然において塩化物を含んだ形で安定に存在する鉱物ソーダライトに乾式合成する方法を提案し,この方法により合成したソーダライト合成物が,塩廃棄物の処理形態として有望視されている他の固化体と比較しても■色のない,特にアルカリ土類金属FPの保持特性に優れていることを示した。本研究では,上述の合成方法により得られる合成物の耐浸出性を,更に向上のさせるような,ソーダライト合成物の合成条件を検討し,最適な合成条件の範囲を把握することとした。

概要 (英文)

PYROPROCESSING GENERATES SALT WASTE CONSISTING OF LIC1-KC1 EUTETIC SALT, CHLORIDES OF ALKALINE METAL FISSION PRODUCTS,AND ALKALINE EARTH METAL FISSION PRODUCTS.WE HAVE PROPOSE A DIRECT DRY METHOD OF SYNTHESIZING SODALITE,A STABLE NATURALLY-OCCURING MINERAL CONTAINING HALIDE SALT IN A THREE-DIMENSIONAL CAGE STRUCTURE.THE LEACHABILITIES OF ELEMENTS FROM SYNTHETIC SODALITE WERE FOUND TO BE LOWER THAN THOSE OF BOROSILICATE GLASS OR ZEOLITE. WE INVESTIGATED THE OPTIMUM CONDITIONS FOR SYNTHESIZING SODALITE FOR MINIMUM LEACHABILITY.

報告書年度

1996

発行年月

1997/06/01

報告者

担当氏名所属

瀬戸 千秋

狛江研究所原燃サイクル部

小山 正史

狛江研究所原燃サイクル部

沢 俊雄

(株)日立製作所

キーワード

和文英文
乾式再処理 PYROPROCESSING
高レベル廃棄物 HIGH-LEVEL WASTE
ソーダライト SODALITE
浸出率 LEACHABILITY
塩化物 CHLORIDE
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