電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T97030

タイトル(和文)

補助ループ導体による低周波磁界抑制方策

タイトル(英文)

ELF MAGNETIC FIELD MITIGATION BY AUXILIARY CONDUCTOR LOOP

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

補助ループ導体を用いた架空線周辺磁界の抑制手法について,種々の検討を行った。はじめに補助ループ導体の誘導電流の解析式の導出を行い,モデル実験との対比を行うことにより,その理論的な考え方の妥当性の検証を行った。次に,導出した解析式を用いて,実規模の架空電力線を想定した各種の配列に対し,磁界低減効果の定量的な把握を行い,導体配列の条件により,磁界低減が得られる場合とそうでない場合があることを明らかにした。最後に,磁界が抑制される要件を電流モーメントを用いて整理し,補助ループ導体による磁界抑制の有効性と適用範囲を明らかにした。

概要 (英文)

A MAGNETIC FIELD MITIGATION METHOD FOR OVERHEAD POWER LINES WAS STUDIED. THE AIM OF THE METHOD IS TO REDUCE THE MAGNETIC FIELD USIGN THE INDUCED CURRENT IN AN AUXILIARY LOOP CONDUCTOR WHICH IS INSTALLED BENEATH PHASE CONDUCTORS. THE MAIN RESULTS ARE AS FOLLOWS. 1) A FORMULA TO ESTIMATE THE INDUCED CURRENT IN THE AUXILIARY LOOPCONDUCTOR WAS DERIVED AND VERIFIED BY COMPARISON WITH MEASURED VALUES IN A MUNIATURE TRANSMISSION MODEL EXPERIMENT. 2) THE FORMULA WAS APPLIED TO THE ACTUAL DIMESIONS OF SEVERAL KINDS OF POWER TRANSMISSION LINES AND THE MITIGATION EFFECTIVENESS FOR EACH POWER LINE ARRANGEMENT WAS INVESTIGATED. 3) BY USING A CURRENT DIPOLE MOMENT,SOME OF THE CHARACTERISTICS REQUIRED FOR A CONDUCTOR ARRANGEMENT TO ACHIEVE EFFECTIVE MITIGATION WERE CLARIFIED.

報告書年度

1997

発行年月

1998/05

報告者

担当氏名所属

山崎 健一

狛江研究所電気絶縁部

河本 正

狛江研究所電気絶縁部

藤波 秀雄

狛江研究所電気絶縁部

キーワード

和文英文
低周波磁界 ELF MAGNETIC FIELD
磁界低減 MAGNETIC FIELD MITIGATION
補助ループ導体 AUXILIARY CONDUCTOR LOOP
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