電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T98052

タイトル(和文)

MoCl5を用いたランタン酸化物とジルコニウム酸化物の塩化物への転換

タイトル(英文)

Chlorination of lanthanum oxide and zirconium oxide by using MoCl5

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

高レベル廃液中に含有される長半減期核種(主に超ウラン元素)を分離する乾式分離法を開発している。このプロセスの中の塩素化工程では、酸化物を分離工程に適した塩化物に転換する。しかし、この転換温度(700℃)で金属は塩素によって激しく腐食されるため、金属を塩素化工程の容器として使用できない。転換温度(500℃)を下げることができれは、塩素の腐食は軽減される。そこで、低温でのMoCl5を用いた転換法を提案した。そして、ランタンの酸化物(La2O3)とジルコニウムの酸化物(ZrO2)を500℃以下で転換する試験を行った。La2O3とZrO2を500℃以下でランタン塩化物(LaCl3)とジルコニウム塩化物(ZrCl4)に転換ができることを明らかにした。

概要 (英文)

In the conventional dry process for partitioning long half-life nuclides (mainly transuranium elements) from high-level radioactive waste, a chlorination process converts oxides to chlorides in preparation for separation process. However metals may not be used to construct chlorination vessel, as they are severely eroded by chlorine ges at the required conversion tenperature (700℃). This corrosion would be reduced if the conversion temperature could be lower to below 500℃. Therefore, we propose a new conversion method that uses MoCl5 at a low temperature. Using this method, Lanthanum oxide (La2O3) and Zirconium oxide (ZrO2) can be converted to Lanthanum chlorides (LaCl3) and Zirconium chlorides (ZrCl4) at a temperature below 500℃.

報告書年度

1998

発行年月

1999/05

報告者

担当氏名所属

土方 孝敏

狛江研究所原燃サイクル部

倉田 正輝

狛江研究所原燃サイクル部

キーワード

和文英文
乾式分離 Pyrometallugical partitioning
塩化物転換 Chlorination
ランタン酸化物 Lanthanum oxide
ジルコニウム酸化物 Zriuconium oxide
モリブデン塩化物 Molybdenum chloride
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