電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

T99008

タイトル(和文)

乾式分離プラントの建設コスト評価

タイトル(英文)

Evaluation of Construction Cost of Pyro-Partitioning Plant

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

当所で研究している乾式分離プロセスについて、そのプラントの建設コスト評価を実施した。乾式分離プラントは、PUREXプラント(年間800トンの軽水炉燃料を処理)から発生する高レベル廃液を処理するものとた。これまでに当所で実施した試験結果をもとにして、プロセスのブロックフロ-を設定し、マスバランスを明らかにしたうえで、各セル毎の必要機器の種類や数量を設定し、プロセスフロ-を詳細に検討した。この結果、プラント建屋規模は約90m×約70mで、建設コストは約600億円と算出した。この評価で、反応容器や計量タンクなどプロススフロ-に直接関わる機器の費用は総コストの約13%であること、セル内機器ではロボットと計量管理機器が大きな割合を占めること、プラント内のマテリアルバランスエリアの数を減少させることが可能であれば計量管理機器数やセル面積を大幅に削減できる可能性があること、等を明らかにした。

概要 (英文)

This study was conducted to evaluate the construction cost of a pyro-partitioning plant. The plant capacity was chosen to accomodate processing of the HLLW generated by PUREX reprocessing of 800 ton of spent LWR fuel. The block flow diagram and mass balance obtained from our previous experimental data were used to produce a detailed process-flow diagram and to design the plant . In this evaluation, the plant was estimated to cover an area of about 90 m×70 m, and to cost $576 million for construction. This study shows that the cost of process equipments, such as rection vessels, accountability tanks and so on, is just about 13% of total construction cost. On the other hand, the cost of process robots and the equioments for key measurement point (KMP) is major part in the cost of in-cell equipment. So it is clear that the construction cost can be reduced by reducing thenumber of material balance erea (MBA) and KMP.

報告書年度

1999

発行年月

1999/12

報告者

担当氏名所属

木下 賢介

狛江研究所原燃サイクル部

倉田 正輝

狛江研究所原燃サイクル部

井上 正

狛江研究所原燃サイクル部

キーワード

和文英文
乾式分離プロセス Pyro-partitioning process
経済性評価 Cost evaluation
物質フロ- Material flow
超ウラン元素 Transuranic elements
高レベル廃液 High level liquid waste
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