電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U00032

タイトル(和文)

低温下におけるアスファルト混合物の力学特性

タイトル(英文)

A research on mechanical properties of asphalt-concrete under low temperatures

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

低温下におけるアスファルト混合物の破断ひずみに及ぼす温度、載荷速度の影響を、直接引張試験と割裂試験ならびに曲げ試験により把握した。試験条件は温度範囲(-10~-30℃)、ひずみ速度範囲(10~2000μ/sec)である。得られた結果は次の通りである。(1)破断ひずみは、温度が低いほど、ひずみ速度が大きいほど小さくなる。(2)破断ひずみの大きさは、割裂試験が最も大きく、次に曲げ試験、純引張試験の順序となる。この原因の一つとして、ひずみの分布性状の違いが考えられる。(3)試験結果に基づき、破断ひずみの温度とひずみ速度依存性に関する推定式を提案した。

概要 (英文)

The influence of temperature(-10~-30℃)and loading rate(10~2000μ/sec)on the rupture strain of asphalt concrete was investigated, in which the direct tensile test, the splitting test and the bending test were performed. The results from this study are as follows.(1)The rupture strain become small according to temperature drop below the freezing point and the increase of loading rate.(2)The largest and the smallest rupture strains are obtained from the splitting and the direct tensile tests, respectively. Main cause may be the differences of strain distribution in the specimens.(3)Based on the test results, the formulary for estimating the rupture strain of asphalt concrete was proposed considering the temperature condition and the loading rate.

報告書年度

2000

発行年月

2001/04

報告者

担当氏名所属

西内 達雄

我孫子研究所構造部

岡本 敏郎

我孫子研究所地盤耐震部

栃木 均

我孫子研究所地盤耐震部

キーワード

和文英文
アスファルト Asphalt
破断ひずみ Rupture strain
低温 Low temperature
直接引張試験 Direct tensile test
表面遮水壁 Facing membrane
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