電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U01030

タイトル(和文)

都市街区を対象とした熱環境予測(その1) --街区熱環境モデルの開発および実測との比較--

タイトル(英文)

Heat environment prediction in a block of urban area (No.1)- numerical model development and comparison with in-situ data -

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

大都市の中心部では、人間活動に伴って大量に放出される排熱が密集した建物間に滞ることで、局所的な熱環境が著しく悪化している可能性がある。このため、排熱放出方法の制御や都市緑化といった熱環境緩和策を導入することが、夏場の環境改善や負荷平準化に寄与できるものと期待される。 こうした背景から当所では、都市街区内の風速,気温,比湿,および建物や地面の表面温度等の空間的な分布や時間的な変化を10m程度の水平分解能で予測できる三次元数値モデルを開発した。また、開発した数値モデルによる計算結果を現地実測データと比較検討することにより、時間帯および場所毎の実測結果が、開発した数値モデルによって概ね正しく再現されることを確認した。

概要 (英文)

In central urban area, heat environment may be extremely worse in some area, because of large amount of anthropogenic heat and the shielding effect of buildings from heat diffusion. Therefore, effective measures such as controlling heat release or urban greening are desired in order to decrease air temperature and to level electric demand in summer. Three dimensional numerical model is newly developed to predict the time and space variations of velocity, air temperature, air humidity and surface temperature in a block of urban area with a horizontal resolution of about 10m. The model is applied to a tropical day. Finally, it is found that numerical results coincide with field measurements.

報告書年度

2001

発行年月

2002/01

報告者

担当氏名所属

田村 英寿

我孫子研究所流体科学部

平口 博丸

我孫子研究所流体科学部

キーワード

和文英文
都市街区 Urban block
人工排熱 Anthropogenic heat
都市緑化 Urban greening
負荷平準化 Load leveling
数値シミュレーション Numerical simulation
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