電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U01053

タイトル(和文)

現地試験によるダム湖岸法面緑化ブロックの有効性の検討

タイトル(英文)

Feild test on greening blocks for reservoir slope

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告書は貯水池湖岸法面の緑化と安定化を図るために考案された緑化ブロックの現地実証試験を行った結果をまとめたものである。試験には冠水中でも植物の根に空気を供給する空気室を持つ給気型ブロックと干出した時にブロック内の水を速やかに排水する排水孔を設けた排水型ブロックの2種類を用いた。その結果、耐冠水性植物としてタチヤナギとセキショウが選定された。冠水条件下での植物の生育には給気の効果よりも排水の効果の方が大きいことが分かった。29ヶ月の試験の結果、排水型緑化ブロックにセキショウを植えることによって年平均冠水率60%以下の条件で湖岸法面緑化が可能なことを実証した。

概要 (英文)

This report shows the results of field test on greening blocks developed for the lakeside slope of reservoir. In the test, two types of greening blocks were adopted, namely drainage type and self-air-supply type. Drainage type has some drainage holes draining the water rapidly when the water level of reservoir goes down. Self-air-supply type has an air chamber and a small hole supplying the air to the roots of plants when the water level of reservoir comes up. As the results, Salix subfragilis and Acorus gramineus are recommended as submergence-resistant plants. The drainage was efficient for the two plants more than the air-supply. For 29 months, Acorus gramineus planted in the drainage type of greening block grew well under the condition of submerge ratio up to 60% .

報告書年度

2001

発行年月

2002/04

報告者

担当氏名所属

清水 隆夫

我孫子研究所環境科学部

長谷川 寛

我孫子研究所流体科学部

品田 泰

我孫子研究所応用生物部

キーワード

和文英文
1.ダム貯水池 1.dam reservoir
2.景観保全 2.landscape protection
3.緑化 3.greening
4.耐冠水性植物 4.submergence-resistant plants
5.法面安定化 5.stabilization of slope
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