電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U24

タイトル(和文)

飛来物の衝突に対するコンクリート構造物の耐衝撃設計手法

タイトル(英文)

METHOD FOR DESIGNING CONCRETE STRUCTURES TO WITHSTAND MISSILE IMPACT

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

原子力施設に関し安全性の向上を図るため航空機などの飛来物の衝突に対する構造物の安全性評価手法の確立が望まれている。このため当所では鉄筋コンクリート構造物を対象とした衝撃実験を行い,この結果をもとに裏面剥離(飛来物の衝突面の裏面側からコンクリートが飛散すること)および貫通を防ぐ構造物の板厚を決める評価式を提案した。また定量的な力学性状の評価を行うにあたり飛来物の衝突によって構造物中に発生するひずみ等を求めるため有限要素法衝撃解析コードDYNA-3Dに当所で提案したコンクリートモデルを組み込んで解析コードの開発を行った。実験結果と計算結果とを比較・検討し本手法により飛来物衝突部での発生ひずみを推定できることが明らかとなり,その適用性を確認した。

概要 (英文)

TO DESIGN CONTAINMENT STRUCTURES IN JAPANESENUCLEAR POWER STATIONS,INTERNAL PRESSURE,TEMPERATURE LOAD AND EARTHQUAKE LOAD HAVE SO FAR BEEN CONSIDERED AS THE MAJOR LOADS THAT COULD RESULT FROM AN ACCIDENT. HOWEVER,IN SOME FOREIGN COUNTRIES,IMPACT LOAD CAUSED BY MISSILE IMPACT IS ALSO TAKEN INTO CONSIDERATION IN DESIGNING THESESTRUCTUTES. IN JAPAN,DESIGN FOR ACCIDENTS SUCH AS AN AIRCRAFT CRASH HAS BECOME A MATTER OF CONCERN. THIS STUDY CARRIED-OUT IMPACT TESTS TO ESTABLISH DESIGN METHODS FOR CONCRETE STRUCTURES. DESIGN FORMULAS THAT EVALUATE SCABBING AND PERFORATION THICKNESS OF REINFORCED CONCRETE ATE PROPOSED BASED ON THESE RESULTS. ALSO,AN FEM CODE TAKING TRIAXIAL STRESS INTO ACCOUNT IS PROPOSED TO CALCULATE THE STRAINS OCCURRING IN SUCH STRUCTURES.

報告書年度

1991

発行年月

1991/07/01

報告者

担当氏名所属

伊藤 千浩

我孫子研究所原燃サイクル部輸送・貯蔵研究室

大沼 博志

原子力総合推進室原燃サイクルグループ

白井 孝治

我孫子研究所原燃サイクル部輸送・貯蔵研究室

キーワード

和文英文
衝撃 IMPACT
鉄筋コンクリート REINFORCED CONCRETE
設計 DESIGN
剛飛来物 RIGID MISSILE
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