電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U86007

タイトル(和文)

電磁波探査法による導水路トンネルアーチ部覆工裏面の診断技術に関する検討

タイトル(英文)

INVESTIGATION OF THE NONDESTRUCTIVE DETECTING METHOD OF THE HEADRACE TUNNELS BY THE USE OF THE RADAR

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究は水力発電所施設構造物の健全度診断評価技術に関する研究の第一ステップとして導水路トンネルの,健全度診断技術を確立することを目的にアーチ部覆工裏面状態を電磁波検査法により診断する非破壊検査技術について建設的検討を実施したものである。結果1.電磁波探査法はその周波数が覆工コンクリートの巻厚を透過できる範囲のものであれば,コンクリートの巻厚変化,空洞位置を精度よく診断評価することができる非破壊探査技術である。2.本実検結果によると1GH2の電磁波のコンクリートに対する透過状態はコンクリート厚さで20cm程度であることが判明した。

概要 (英文)

THE FUNDAMENTAL EXPERIMENTS BY THE USE OF THE RADAR TO DETECT THE CONDITIONS BEHIND THE CROWN OF THE HEADRACE TUNNEL,WHICH WERE RECOGNIZED AS THE MOST IMPROTANT FACTOR,WERE PERFORMED AS THE FIRST STEP OF THE CONSECUTIVE STUDIES TO ESTABLISH THE ESTIMATION METHOD OF THE EXTENT OF DETERIORATION OF THE FACILITIES IN THE HYDLAULICPOWER STATION. IT WAS CONFIRMED FROM THE RESULTS OF THE EXPERIMENTS THAT THE CHANGES OF THE THICKNESS OF THE CROWN OF THE HEADRACE TUNNEL ALONG THE LONGITUDINAL DIRECTION AS WELL AS THE POSITIONS OF THE CAVITYBEHIND THE LINING CONCRETE WERE ABLE TO BE MEASUED WITH THE SURFFICIENT ACCURANCY BY THE ELECTROMAGNETIC WAVE,THE PROPER FREQUENCY OF WHICH SHOULD BE SELECTED,AND THAT THE PRACTICAL USE OF THE RADAR AS ONE OF THE NONDESTRUCTIVE DETECTING METHODS MIGHT BE EXPECTED IN NEAR FUTURE.

報告書年度

1986

発行年月

1986/12/01

報告者

担当氏名所属

中野 毅弘

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

大沼 博志

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

金津 努

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

白砂 孝夫

我孫子研究所水理部

キーワード

和文英文
非破壊検査法 NONDESTRUCTIVE DETECTING METHOD.
電磁波探査 RADER
導水路トンネル HEADRACE TUNNEL
覆工コンクリート LINING CONCRETE THICKNESS
覆工裏面空洞 THE LINING CONCRETE COVITY
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