電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U86046

タイトル(和文)

衝撃応答解析による貯蔵用キャスクの落下物に対する安全性評価

タイトル(英文)

DYNAMIC ANALYSIS FOR EVALUATION OF INTEGRITYOF STORAGE CASK AGAINST IMPACT LOAD

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本報告は,各種貯蔵方式のうちキャスク貯蔵方式について,貯蔵施設が地震時に倒壊すると想定した場合に,建屋屋根の落下衝撃に対する貯蔵用キャスクの安全性を検討したものである。落下物に対する貯蔵用キャスクの安全性に関しては,すでに静的な方法によって評価しているが,本報告では,動的な衝撃応答解析によって精度の向上を図ることを目的とした。解析では,貯蔵施設の概念設計に基づき,6m×6m×0.5mの鉄筋コンクリートスラブが,1.3mの高さから縦置きされたキャスク上に落下した場合について検討した。計算結果によれば,蓋部および本体に発生した応力は,許容応力(降状応力)以下であり,地震時に建屋が倒壊し,キャスクに衝突したとしてもキャスクの健全性が保持されていることが明らかとなった。

概要 (英文)

DESIGN CRITERIA OF STORAGE FACILITIES WERE ESTABLISHED CONSIDERING THE SPECIAL CIRCUMSTANCES OF JAPAN,SUCH AS LIMITED SITE AREA AND STRONG EARTNQUAKES. ACCORDING TO THE CRITERIA,IT IS NECESSARY TO COMFIRM THE INTEGRITY IN THE RARE CASE OF THE COLLAPSE OF STORAGE BUILDING AND GANTRY CRANE,THE COOLING PERFORMANCE OF CASK BURIED IN CONCRETE RUBBISH,AND THE RESISTANCE FOR OVERTURN OF DRY STORAGE CASKDURING EARTHQUAKE. IN THIS REPORT,DYNAMIC ANALYSIS WHICH CAN CONSIDER GEOMETRICAL NONLINEARITY AND MATERIAL NONLINEARITY SUCH AS YIELDING OF CONCRETE REINFORCING BAR AND PRESTRESSING BAR WAS CARRIED OUT TO COMFIRM THE INTEGRITY OF CASK IN THE CASE OF IMPACT OF FALLING BODY. FROM THEANALYSIS,IT IS MADE CLEAR THAT THE CASK KEEPS ITS INTEGRITY AFTER SUBJECTED IMPACT LOAD DUE TO COLLAPSE OF REINFORCED CONCRETE ROOF.

報告書年度

1986

発行年月

1987/05/01

報告者

担当氏名所属

伊藤 千浩

我孫子研究所耐震構造部構造研究室

大沼 博志

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

キーワード

和文英文
キャスク貯蔵施設 FACILITIES
落下衝撃解析 DYNAMIC ANALYSIS
貯蔵用キャスク STORAGE CASK

IMPACT LOAD
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