電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U87064

タイトル(和文)

コンクリート供試体を用いたオートクレーブ養生によるアルカリ骨材判定の早期判定法の検討

タイトル(英文)

INVESTIGATION OF THE RAPID ESTIMATION METHODOF ALKALI AGGREGATE REACTION OF CONCRETE BY THE AUTOCLAUE CURING

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

本研究は,光きに実施したモルタルによる研究の成果を踏まえて,コンクリートの場合のオートクレーブ養生(以下ACと略記)によるアルカリ骨材反応の早期判定法について検討したものである。結果を要約すると次の通りである。1)AC養生による促進試験法は,アルカリ骨材反応の早期判定法として有望な試験法である。2)コンクリートによるAC促進試験では,セメントの総アルカリ量を1.50%,判定基準膨張量を0.10%とすることにより,ASTM規準による骨材の反応性の有無の判定結果と対応する判定結果を得ることができた。3)セメントの総アルカリ量を1.50%した場合,AC促進試験後の硬化体切断面における目視観察結果により,アルカリ骨材反応によると判断される「反応リム」を類骨材とモルタルの界で確認することができた。

概要 (英文)

THE RAPID ESTIMATION METHOD OF ALKALI AGGREGATE REACTION WAS INVESTIGATED,IN WHICH CONCRETE SPECIMENS WERE TESTED BY MEANS OF THE AUTOCLAUE STEAM CURING. CONCLUSIENS DERIVED FROM THE EXPERIMENTS WERE AS FOLLOWS, 1.THE AUTOCLAVE CURING METHOD (AC METHOD) IS USEFUL AS A RAPID ESTIMATION METHOD OF ALKALI AGGREGATE REACTION. 2.THESAME RESULT WAS OBTAINED FROM THE AC METHOD AS THE ONES SPECIFIED BY. ASTM STANDARD TEST CONCERNING THE JUDGEMENT OF REACTIVE AGGREGATES. WHEN THE QUANTITY OF TOTAL ALKALIS IN CEMENT WAS 1.5PERCENT AND THE EXPANSIVE STRAIN OF 0.1 PERCENT WAS ADOPTED AS A CRITICAL VALUE AT THE AC TEST. 3.THE REACTION RIM BETWEEN CEMENT PASTE AND AGGREGATES WAS FOUND AT THE CUT SECTIONS OF CONCRETE SPECIMENS.

報告書年度

1987

発行年月

1988/05/01

報告者

担当氏名所属

中野 毅弘

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

大沼 博志

我孫子研究所耐震構造部材料研究室

中川 加明一郎

我孫子研究所水理部地下水理研究室

キーワード

和文英文
アルカリ骨材反応 ALKALI AGGREGATE REACTION
早期判定法 RAPID ESTIMATION METHOD
オートクレーブ養生 AUTOCLAUE CURING
コンクリート CONCRETE
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