電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U88062

タイトル(和文)

積層ゴムと弾塑性ダンバーで支持された実在免震構造物の振動特性-地震観測結果に結果に基づく特性評価-

タイトル(英文)

VIBRATION CHARACTERISTICS OF THE SEISMICALLYISOLATED BUILDING SUPPORTED BY THE ELASTOMERS AND THE ELASTO-PLASTIC CLAMPERS VIBRATION CHARACTERISTICS OF THE BUILDING BASED ON EARTHQUAKERESPONSE OBSERVA

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

これまで,耐震設計に要求されつづけたことは,地震動に対して耐力で抵抗し,構造物の被害を最小にとどめるという考え方であった。しかし,近年,耐震設計に対する要求の多様化と,入力地震動の性質が解明されつつあることを背景にして,免震構造に対する関心が高まってきた。海外では既に原子力プラントに適用された例もあり,我が国においても,コンピュータ等の機器分野や,一般建築の分野において,研究開発から実用化の段階へ入っている。このような背景を踏まえ,当所は昭和61年度より免震構造物の信頼性実証に資するため株奥村組と共同で,実免震建屋を対象とした起振実験,常時微動観測,自由振動実験,静的載荷実験を実施し,基本振動特性の把握を行った。本報告書は当所と株奥村組が共同で実施した,「免震機構および免震構造物の信頼性実証に関する研究」のうち,実免震建屋の地震時挙動の把握と,解析手法の確立を目的とした地震応答観

概要 (英文)

RECENTLY,SEISMIC ISOLATION HAS BECOME ONE OFTHE POPULAR METHODS IN THE DESIGN OF IMPORTANT STRUCTURES OR EQUIPMENTAGAINST EARTHQUAKES. HOWEVER,THE DEMONSTRATION DATA ON RELIABILITY OF SEISMICALLY ISOLATED STRUCTURES ARE NOT ENOUGH,THEREFORE IT IS IMPORTANT TO ACCUMULATE SUCH DATA. BASED ON THE ABOVE RECOGNITION,THE VIBRATIONTESTS OF A BASE ISOLATED BUILDING WERE CARRIED OUT IN TSUKUBA SCIENCE CITY. AFTER THAT,MANY EARTHQUAKE RECORDS HAVE BEEN COMPILED AT THE BUILDING,AND THEY MADE THE DYNAMIC CHARACTERISTICS OF THE STRUCTURE CLEAR. IN ORDER TO MAKE THE DYNAMIC BEHAVIOR OF THE BUILDING CLEAR FURTHOV,SEISMIC RESPONSE ANALYSES WERE CONDUCTED LUMPED MASS MODEL,AND THE RESULTSOF THE ANALYSES ROUGHLY AGREED WITH THE OBSERVED RESULTS.

報告書年度

1988

発行年月

1989/03/01

報告者

担当氏名所属

松田 泰治

我孫子研究所耐震構造部構造研究室

塩尻 弘雄

我孫子研究所耐震構造部構造研究室

青柳 栄

FBRプロジェクトチーム

沢田 義博

我孫子研究所耐震構造部

川井 伸泰

我孫子研究所FBR部免震研究室

キーワード

和文英文
免震 SEISMIC ISOLATION
積層ゴム ELASTOMER
弾塑性ダンバー ELASTO-PLASTIC DAMPER
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