電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U89052

タイトル(和文)

数種の植物におよぼす石炭灰の影響

タイトル(英文)

EFFECT OF COAL FLY ASH ON GROWTH OF SEVERAL PLANTS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

石炭灰の植物影響を評価するために,数種の植物を対象に実施した試験の結果をとりまとめた。1)農作物に石炭灰を付着させ,その影響を検討した結果,可視害等の影響は観察されなかった。自然条件下では,農作物に石炭灰が付着しても風や降雨等によって容易に落下することから,石炭灰付着による影響はみられないと考えられた。2)石炭灰を混合した土壌で農作物を栽培し,生育と微量元素の蓄積状況について検討した。その結果,石炭灰混合率が高くなると,ほう素が生育に影響を及ぼすことがあるが,石炭灰混合率が低い場合には影響のないことが明らかとなった。3)葉のホウ素含有量についてみると,チャでは100μggの-1乗,ミカンの場合には200μggの-1乗以下であれば,葉にホウ素過剰症状は発現しなことが明らかとなった。

概要 (英文)

THIS REPORT SUMMARIZED THE QUALIATIVE AND QUANTITATIVE RESULTS OF EXPERIMENTS ON THE EFFECTS OF COAL FLY ASH ON PLANT GROWTH AND TRACE-ELEMENT UPTAKE. (1) COAL FLY ASH DEPOSITION EXPERIMENTS DID NOT CAUSE ANY VISIBLE INJURY TO CROPS UNDER FIELD CONDITIONS. THIS SUGGESTS THAT FLY ASH FROM COAL-FIRED POWER PLANTS DOES NOT INDUCEDIRECT INJURIES IN THE FIELD. (2) CROP CULTIVATION EXPERIMENTS INDICATED THAT APPLICATION OF LARGE AMOUNTS OF FLY ASH TO THE SOIL COUSES FOLIAR DISCOLORATION,DEFOLIATION AND INHIBITED PLANT GROWTH DUE TO EXCESSIVE ACCUMULATION OF BORON BY THE PLANTS. (3) WHEN THE LEAF BORON CONTENT IN TEA AND MANDARIN ORANGE EXCEEDED 100 AND 200 MU GG-1 RESPECTIVELY,TYPICAL EXCESS BORON SYMPTOMS SUCH AS MARGINAL AND INTERVEINAL CHLOROSIS AND DEFOLIATION DEVELOPED.

報告書年度

1989

発行年月

1990/03/01

報告者

担当氏名所属

河野 吉久

我孫子研究所生物部陸生生物研究室

小川 正

我孫子研究所生物部陸生生物研究室

キーワード

和文英文
石炭灰 COAL FLY ASH
微量元素 TRACE ELEMENTS
植物 PLANTS
埋立 LANDFILL
環境影響評価 ENVIRONMENTAL ASSESSMENT
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