電力中央研究所

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U90021

タイトル(和文)

復水器冷却水路系の発泡防止対策設計

タイトル(英文)

BUBBLE PREVENTION IN COOLING-WATER CHANNEL SYSTEMS

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

火力・原子力発電所では,復水器の冷却水水路系で発泡し,泡が海域に流出し,景観を損う場合がある。発電所運開後に発泡するとその対策が困難であったり,多額の費用を要するので,発泡のない合理的な設計が必要である。発泡防止対策の基本は,復水器の高さを下げて,水路の水位をせき上げない設計である。止むを得ず水路の水位をせき上げる場合は,空気連行自体を防止する設計と,発生した泡沫を処理する設計がある。せき上げを設ける設計で,現在施工されている泡沫処理の主なものは,カーテンウォールで泡の流下を止め,シャワーで消泡するものである。本報告は,発泡の実態を分析し,発泡防止対策設計の新しい提案を行った。本設計は,圧力水路内に空気を浮上させ,空気孔より排気し,泡の流出を防止するもので,メンテナンスが不要なことに特徴がある。

概要 (英文)

BUBBELS FORMED IN A COOLING-WATER CHANNEL SYSTEM ARE SOMETIMES DISCHARGED TO THE SEA AND THE SEASCAPE IS AFFECTED. HENCE,A COOLING-WATER CHANNEL SYSTEM SHOULD BE DESIGNED SO AS NOT TO GENERATE BUBBLES. IDEALLY,THERE SHOULD BE NO WATERFALL IN THE CHANNEL SYSTEM TO PREVENT AIR ENTRAINMENT IN THE FLOWING WATER. HOWEVER,THERE ARE CASES WHERE DAMMING UP IS CONSIDERED UNAVOIDABLE. FOR THESE CASES,THE COMBINATION OF A CURTAINWALL AND A SPRINKLER IS NOW USED AS A COUNTERMEASURE TO BUBBLES BUT MAINTENANCE OF THIS SYSTEM IS UN ECONOMICAL. THIS PAPER PROPOSES A NEW ECONOMICAL SYSTEM THAT IS MAINTENANCE-FREE. THIS SYSTEM IS DESIGNED TO GATHER ALL THE ENTRAINED AIR BUBBLES AT THE HIGHESTPART OF A PRESSURE TUNNEL AND TO DISCHARGE THE AIR THROUGH AN AIR PIPE.

報告書年度

1990

発行年月

1990/07/01

報告者

担当氏名所属

福原 華一

我孫子研究所水理部構造水理研究室

キーワード

和文英文
冷却水水路系 COOLING-WATER CHANNEL SYSTEM
発泡防止対策 BUBBLE PREVENTION
滝落し WATERFALL
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