電力中央研究所

報告書「電力中央研究所報告」は当研究所の研究成果を取りまとめた刊行物として、昭和28年より発行されております。 一部の報告書はPDF形式で全文をダウンロードすることができます。

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電力中央研究所 報告書(電力中央研究所報告)

報告書データベース 詳細情報


報告書番号

U90041

タイトル(和文)

高温岩体発電のための岩盤破砕評価技術の開発-流電電位法による破砕評価の検討-

タイトル(英文)

DEVELOPMENT OF FRACTURE ESTIMATION TECHNIQUEFOR HDR GEOTHERMAL ENERGY EXTRACTION-STUDY OF MISE-A -LA-MASSE METHOD AS FRACTURE ESTIMATION TECHNIQUE-

概要 (図表や脚注は「報告書全文」に掲載しております)

昨今のエネルギー情勢を鑑みエネルギー源の多様化は重要であり,当所では自然エネルギー源としてわが国に豊富に存在する地熱資源開発に注目し,特に膨大な資源量と開発規模の設計が可能な高温岩体発電に重点を置き,その開発技術の確立を目指した研究を進めている。本研究では,高温岩体発電に不可欠な岩盤内の破砕面評価手法として,孔井を電極とする電気探査(流電電位法)による破砕面評価について検討した。そして,本手法を当所の400m級孔井による高温岩体実験に適用した結果,破砕面の進展の様子が推定された。また,これらの結果は注水実験の結果をはじめAE法やボアホールテレビ観測等による結果とも調和し,破砕面評価手法として現場適用の見通しを得た。

概要 (英文)

TO DEVELOP HOT DRY ROCK (HDR) GEOTHERMAL ENERGY,IT IS NECESSARY TO ESTABLISH TECHNOLOGIES FOR GENERATING ARTIFICIALFRACTURES IN GEOTHERMAL RESERVOIRS AND FOR EVALUATING THE FRACTURES CREATED. THIS STUDY EXAMINES THE MISE-A-LA-MAASSE FRACTURE ESTIMATION METHOD BY APPLYING IT TO A SMALL HDR EXPERIMENT USING TWO 400-M BOREHOLES.THE FRACTURE DISTRIBUTION CREATED BY HYDRAULIC FRACTURING WAS ESTIMATED. THE ESTIMATION AGREED WITH RESULTS OBTAINED BY ACOUSTIC EMISSION ANDBOREHOLES TELEVISION-SCANNER OBSERVATIONS. THEREFORE,THE MISE-A-LA-MASSE METHOD IS A USEFUL IN-SITU METHOD FOR ESTIMATING FRACTURING.

報告書年度

1990

発行年月

1990/09/01

報告者

担当氏名所属

海江田 秀志

我孫子研究所耐震部耐震研究室

楠 建一郎

我孫子研究所立地部地盤研究室

本島 勲

我孫子研究所立地部地質研究室

キーワード

和文英文
高温岩体 HOT DRY ROCK
水圧破砕 HYDRAULIC FRACTURING
流電電位法 MISE-A -LA-MASSE METHOD
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